名前: ttk 日時: 2006-11-26 22:53:55 IPアドレス: 61.210.211.*
>>46036 Unicodeへの移行の際に注意すべき点はいろいろあると思いますが、かいつまんで書いてみます。 メリットは、仰るとおり、主要OSやアプリケーションはどんどんUnicode化が進み 最もメジャーな文字コードになり利便性が増すことが予想されることです。 土村さんのUTF-8対応は、まだ非公式なものではありますが、将来性ありと私は見込んでいます。 UTF-8対応pTeXの利用で気をつけるべき点は、 (1) pTeXの内部処理はEUCまのままなので、使用可能な文字種が増えるわけではない。 Unicodeならではのメリットは文字種については無い。 (2) UnicodeとShift JIS等の相互変換の変換表が環境に依存して異なっている。 変換表の齟齬により、文字化け、文字欠けなどの危険もある。 (3) pTeXのUTF-8対応は、まだ非公式なので、他人にソースを渡すような場合には、 EUC, Shift JIS等に戻す必要があるかも。 (4) 半角バックスラッシュ(U+005C)と半角円記号(U+00A5)を混同しないこと といったところでしょうか。 (2)では、例えば、問題なのは、 「自分の利用しているエディター等のUnicode対応が内部Shift JISで、 変換表の中身がUTF-8版pTeXと異なっていて、log等を編集する」ような場合が 考えられます。 UTF-8対応を謳っているソフトの内部がShift JISというケースはまだまだ見かけます。 log等を編集するのは稀なケースだとは思いますが。 (3)はUTF-8対応pTeXがデファクトスタンダードになりつつあるので今後は心配が減るでしょう。 (1),(4)は気を付けていればいい話です。 あとは、将来性と後方互換性のどっちをとるか?切り替えるならいつにするか?を 個人の事情によって判断すれば良いと思います。 >>46035 分解合成の解説は 「使いこなそうユニコード」の中にもあります。 ご参考まで。
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