名前: 本田 日時: 2006-11-03 22:08:12 IPアドレス: 222.158.121.*
>>45772 そもそも「人間の美意識」に大きく依存する, もっといえば 「組版作業者,もしくは編集者の個人的な経験・趣味などの (少なくとも現時点では)機械化はできない主観の問題」 によって判断され,更に,版面の大きさおよび組版時のフォントの選択, 組版対象の差異による「ローカルルール」にまで依存する 「別行立て数式の分割」を どうやって機械に渡すのでしょう?? むしろ自動化による弊害の方が大きいでしょう. #InDesignみたいにTeX的な動きをするGUIの組版ソフトと #数式処理ソフトを合わせればある程度は可能かもしれませんが #。。。GNU TeXmacsあたりに希望を. そもそもKnuth自身が「パラメータによって重みをつけて分割する」とか 「先読みして余りを考慮する」なんてことは多分実験済みでしょう 実際,行分割・ページ分割などの処理がこの類の処理です. TeXBookなんかには書いてますけど, 「機械が自動的に判断すると怪しくなりそうな部分は 人間にまかせてしまう」 という部分があります.この考え方の顕著な例が underfull/overfullの警告をだして「そのまま」にすることです. TeXBookの和訳が入手しにくいようですが, 原著のソースコードならCTANにあるはずです. マクロがなくてコンパイルはできないですが, 読むにはそれほど困らないものになってたはずです. また原著なら今でも手に入るのでは思います. #Computer and Typesettingのシリーズ #絶版になってないですよね・・いつかはフルセットで欲しいのですが ちなみに,分数の上とか根号の中にある長い数式を 複数行に組むというのは,イレギュラーですが ないわけではないです. まれに,ieicej/ipsjの論文誌に登場します. もちろん醜い・見にくいことこの上ないです. また数学系雑誌では見たことがないです. 多段組の雑誌では横に長い数式は その数式の近辺だけ一段にすることもあります. この例は・・・確かAPS関係でこんなのありますよね. 国内だとJSME Int. J.です.
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