名前: anonymouse 日時: 2006-10-24 23:26:52 IPアドレス: 207.36.196.*
>>45627 以下の文書を読んだ限りでは、チベット文字はチベット語、ゾンカ語ともにMS Office で利用できるようです。 Instructions for using OpenType fonts for Tibetan in the MS Windows Operating System Department of Information Technology (ブータン) ただし、Windows XP付属のUniScribeはチベット文字をサポートしていません。 UniScribeがチベット文字をサポートするようになったのはバージョン1.453.3665.0 以降なので、充分新しいUniScribeをインストールしておく必要があります。 最新版のUniScribeを入手するにはmicrosoft.netのVOLTコミュニティーに参加すれば良いようです。 Windowsを持っていない人はDzongkha Linuxに付属するOpenOffice.orgを使う手も あります。あまり新しいOpenOffice.orgは知らないので、本家でチベット文字が 使えるのかどうかはわかりません。 ただし、上の環境で問題なく使えているのは、すべて、abvs, blws, compと言った GSUBフィーチャーを利用し、合字として、音節を組み立てたフォントです。 しかし、この方法でチベット文字フォントを作成しようとすると、2000〜5000の グリフが必要になります。 > 基本子音字が30,反転文字が5つなど,60個しか文字がないらしい > (読み方が違っていたらごめんなさい). > こんなに少ないならフォントでなんとでもなります. などと言った世界では全然ない訳です。これをblwm, abvm, distと言った GPOSフィーチャーにTibetTeX相当の処理をプログラムするアプローチならば、 うまくいけば、既にお作りになられた170グリフ程で間に合ってしまうかも 知れないと、考えて、GPOSを使用する事を提案した訳ですが、GPOSフィーチャー を使ったチベット文字フォントがMS Office (UniScribe)でどうなるかは 全く未知の世界です。 ちなみにXeTeXが使用しているICUレイアウトエンジンは現時点ではチベット 文字をサポートしていないので、ユーザーがフォントを指定するに当り、 :script=tibt,+blwm,+abvm,+dist,+kern といった感じに、適用すべきフィーチャーを具体的に指示しなければ、 正しくタイプセットできません。
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