Re: 数式環境でのギリシャ文字コマンドについて

名前: 本田
日時: 2006-09-13 21:30:33
IPアドレス: 222.158.121.*

>>44839 フォントと文字集合・エンコーディングを きちんと理解されるのが先決だと思います. フォントというのは ・実装の形式 (アウトラインとかビットマップ,TTFとかtype1とか どういう仕組みで作られているのか) ・収録されているグリフ ・収録されているグリフがどのように配置されているのか (いわゆるエンコーディング) が絡みに絡んで構成されています. そもそも「欧文のTTF」でSJISというのはありえません. SJISというのはJIS文字セット(といわゆる半角文字)を縦横256個の枠に 収める一形態(エンコーディング)です. >数字とアルファベット(大文字・小文字ともに)はきちんとttf2tfmで対応されています。 数字とアルファベットはASCII文字セットに存在し また,ASCIIコードにしたがって配置されているのが常です OT1もこれらの文字に関してはASCIIと同じ配置です したがって,ぶっちゃけた話 「数字とアルファベットしか使わない」という大前提があれば 実は「本物のOT1」ではなくても実用上は困りません. この前提が崩れると途端に苦労します. >ttf2tfmを使う人はギリシャ文字など、OT1エンコーディングにあってシフトJISに >ないものは自分で別途補え、という事なのでしょうか。 前述のように「SJIS」というのは誤りですが, そもそもあるフォントに存在しない文字を使おうとするならば その文字は使いたい人が準備するしかないは当然だと思います もし,使いたい文字がそのフォントの どこかの領域に存在するのであれば, もしくは別のフォントのどこかの領域に存在するのであれば, それを使うように細工するわけです. 細工の仕方としては, ・マクロでがしがし行うか, ・virtual fontを作るか ・その両方を組み合わせるか です.このあたりの話は,それこそ 吉永氏の「プログラミング実践解説」に詳細に書いてあります. #vfそのものの作り方は「基礎解説」の方. 欧文のTTFだと。。。128以降の領域には アクセント記号類が入っているものが ほとんどなのではないでしょうか #ISO Latin1だったかな。。。 このあたりの話に関しては,dvioutに同梱されているはずので winttf.lzh(だったかな)の中の乙部さんのドキュメントも 熟読されるとよいかと思います. 数式の扱いにも言及されているはずです.

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