名前: TERA 日時: 2006-08-28 17:27:18 IPアドレス: 221.113.32.*
>>44459 >>44460 >>44467 ttk さん Lykeion さん 土村さん お返事ありがとうございます. Lykeion > ひょっとしてdebianのlibfreetype6 2.1.7-2.5 にかかわる問題かも知れません。 Lykeion > libfreetype6 2.7.7-3を利用している当方では縦組の約物は求めるように表示さ Lykeion > れます。 ということは xdvik-ja の問題ではなくこちらの環境がだめであるということですね. 調べてみましたところ,libfreetype6/testing のバージョンは 2.2.1-2 になっており, またご紹介いただいたスレッドで問題になっていたいわゆる「全角スペース」が含まれている dvi ファイルも正常に表示されたことから,直接 libfreetype=2.1.7-2.5 に起因する 問題ではないようにも思われます. 試みに libfreetype6 2.1.7-3 を % sudo dpkg --force-overwrite -i libfreetype6_2.1.7-3_i386.deb にて強制ダウングレードして検証したところ,やはり縦組にした約物の一部が正常に表示されない 問題は解決できませんでした.もっとも依存関係により libfreetype6=2.1.7-3 ですと X がまともに動かない( mlterm などが立ち上がらない)ため,すぐに 2.2.1-2 に 戻してしまったので,これは検証不足であるかもしれません. ただ現在の Debian/testing 環境をなるべくいじらない方向で解決を模索しているので, libfreetype6 2.1.7-3 に合わせて X 環境全体をダウングレードして再構築する ことはできれば避けたいと考えています. そこで 土村 > 結局のところメモリリークで、j1.31 あたりで修正したので、 土村 > 新しいものを使って頂くのがよいということになります。 ttk > 私の環境 (xdvik version 22.84.10 j1.34)では、そのような現象は再現しま ttk > せんでした。 ということでしたので以下の手順で xdvik-ja をバージョンアップして解決しようとしました. 本体 xdvik-22.84.10.tar.gz <-- http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/dviware/xdvik/ パッチ xdvik-22.84.10-j1.33.patch.gz <-- http://sourceforge.jp/projects/xdvi/files/ 作業場所 ~/tmp/work/xdvik-ja インストール場所 ~/local/ 作業手順 % tar zxvf xdvik-22.84.10.tar.gz % cd xdvik-22.84.10 % zcat ../xdvik-22.84.10-j1.33.patch.gz | patch -p1 % ./configure --prefix=/home/tera/local/ --disable-multiplatform % make % cd texk/xdvik % make install 一応 make は無事に通り,インストールもできた様子です.そして ~/local/share/texmf/xdvi/vfontmap を下記のように編集し ---------------- /usr/share/fonts/truetype/sazanami/sazanami-mincho.ttf rml Identity-H rmlv Identity-V /usr/share/fonts/truetype/sazanami/sazanami-gothic.ttf gbm Identity-H gbmv Identity-V fmin Identity-H sazanami-mincho.ttf fgoth Identity-H sazanami-gothic.ttf min Identity-H sazanami-mincho.ttf tmin Identity-H sazanami-mincho.ttf nmin Identity-H sazanami-mincho.ttf goth Identity-V sazanami-gothic.ttf tgoth Identity-V sazanami-gothic.ttf ngoth Identity-V sazanami-gothic.ttf dm Identity-H sazanami-mincho.ttf dg Identity-V sazanami-gothic.ttf jis Identity-H sazanami-mincho.ttf jisg Identity-V sazanami-gothic.ttf ---------------- % ~/local/bin/xdvi ~/doc/sample.dvi (サンプルの dvi ファイルは >>44458 のソースを コンパイルしたものです.)して表示させたところ, % ~/local/bin/xdvi ~/doc/sample.dvi xdvi: Warning: Unable to find "xdvi.cfg"! xdvi-xaw.bin: Warning: Character 86 not defined in font tmin10 xdvi-xaw.bin: Warning: Character 42 not defined in font tmin10 xdvi-xaw.bin: Warning: Character 36 not defined in font tmin10 以下略 といわれ,今度は日本語が全く表示されなくなりました.(>>40136 が 解決のヒントになるかとも思い,xdvik-jaを再インストールしたりしましたが, やはり結果は変わりませんでした.) ただし % /usr/bin/xdvi ~/doc/sample.dvi として,もとからインストールされていた xdvi を使用した場合少なくとも日本語は 表示されます(縦組にした約物はあいかわらず). PATH がうまく通っていないのかと考え,/etc/texmf/texmf.cnf を編集したり, TeX の環境変数を ~/.bash_profile に書き加えたり (*) ,関係あると思われるフォントを ~/local/share/texmf/fonts 以下にコピーしたり,といろいろやってみましたが どれも徒労に終わり,終いには platex でソースをコンパイルすることもできなくなって しまいました.(^^;) 【結論】 おそらくとんでもなく頓珍漢なことを上記のなかでやっていると思います. もしなにかご指摘,ご忠告いただければたいへん嬉しいです. いずれにしましても dvipdfmx してる印刷用の pdf ファイルでは正常に表示されていますし, xdvi は確認用にしか使用していないので,多少の不自由はあれどさしあたっては元の環境に 戻すことにします. アップグレードしていくうちにそのうち解決するかもしれませんし‥‥. お返事いただいた土村さん,ttk さん,Lykeion さんありがとうございます. * 蛇足と思いますが一応 /etc/texmf/texmf.cnf で編集した個所と,~/.bash_profile に追加した環境変数を引用します. /etc/texmf/texmf.cnf % User texmf trees can be catered for like this... % This used to be HOMETEXMF. % TEXMFHOME = $HOME/texmf --> TEXMFHOME = $HOME/local/share/texmf ~/.bash_profile TEXINPUTS=".:$HOME/local/share/texmf//" MFINPUTS=".:$HOME/local/share/texmf/fonts//" XDVIFONTS=".:$HOME/local/share/texmf/fonts//" export TEXINPUTS MFINPUTS XDVIFONTS えらく長文になってしまいました. 貴重な掲示板のリソースの浪費をお詫び致します.
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