Re: “Windows 98SE”と“Mac OS X”で共通に使える TeX のシステムについて

名前: 安田
日時: 2006-06-20 00:27:39
IPアドレス: 218.225.247.*

>>43280 深谷様、こんばんは。 時期を逸してしまったかもしれませんが、コメントさせていただきます。 >そこで、素人考えながら、彼が Unicode に対応した >TeX を使えば、文字の複雑な組み合わせなどは仕方が >ないとしても、文字列だけはコピー&ペーストできる >ようになるのではないかと素人なりに考えているので >すが、それでよろしいでしょうか? 彼の環境は“Win 言語学はわかりませんが、ハンガリーの方のPDF原稿には 発声記号だとか専門的な記述が多用されているのでは ないかと想像します。 仮に Unicode システムとしても、そうした記号類はコピー &ペーストで引用するのは限界があるのではないかと思います。 引用が主要な課題なら、ハンガリーの方に原稿ファイルそのものを 送ってもらう方が確実なのではないでしょうか。 Unicode そのもので TeX 原稿を準備する方法は、unicode パッケージというのがあります。 どうもメンテが停まっているみたいですが。 これは日本語 LaTeX では使えませんけど、ハンガリーの方との 共同研究で横文字が使えればよいというのなら使う価値が あると思います。 ハンガリー語やドイツ語、古典ギリシア語などのヨーロッパ 言語が Unicode でそのまま書けます。 環境をそろえれば自動的にハイフン処理も行います。 >存在する現在、それでもあえて TeX を使うメリット >と言うのはどういうものがあるのか、いまいち、よく >理解できません。いちいちタグを打ち込む方法では、 ハンガリーの方の作成した論文と inDesign の仕上がりとを 見比べて、inDesign のほうが課題解決において優っているの なら悩む話ではないと思います。 しかし、言語学や文献学では発声記号や詩の韻律スキームやら、 理科の記号におとらず特殊な組み方をしたいときがあるはずで、 LaTeX にはそういう研究者の課題を解決してくれる Tipa や Teubner といった素晴らしいパッケージが存在します。 インターネットで検索すればマニュアルや組版例が得られると 思います。 これらは日本語 LaTeX でも使えますので、ハンガリーの方が 使っていると思われる CJK-LaTeX よりも、素晴らしい日本語 フォントとともに使えます。 LaTeX には、商用路線では相手にされないこういう課題に対し、 研究者自らが自分の目で納得できるように調整した労作が 多数あり、私はこの点こそが学術論文における LaTeX の 意義の核心であると思っています。 マークアップしなければならないなど LaTeX の記法云々は 課題解決とのトレードオフにあるわけで、面倒、時間の無駄だと 思うのなら inDesign で仕事をすべきだと私は考えます。 長々と書いてしまいました。 それではご自愛ください。

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