名前: 安田 日時: 2006-03-24 01:02:25 IPアドレス: 61.195.20.*
>>42225 栗山さん,こんばんは. レスありがとうございました. >問題は OT2 でウクライナ語(ないし他のキリル諸言語)を >使用する場合で、ロシア・アルファベットのみサポートの >OT2 に加えて、ウクライナ語では髭つきΓ(ge with upturn) >を使用することになるのでは、と思います。その場合は >この文字を T2* か X2 から借りてこなければならないと >思われるのですが、どちらから借用するのが望ましいのか、 >あるいは OT2 であればどのみち借用した語については >ハイフネーションを諦めなければならないのかが >わかりませんでした。 たしかに OT2 には "ge with upturn" はありませんね. ウクライナ語のハイフネーションパターン ukrhyph.tex には ot2 オプションが用意されているので, ウクライナ語も OT2 で十分なのだと思っていました. この文字が OT2 ハイフネーションパターンにおいて どういう扱いをうけているのか調べてみたところ, lcy2ot2.tex ファイルに %\lccode 243=103 % no \cyrgup in ot2 となっていて通常の"Γ"(十進103番)にアサインした定義が しかもコメントになっています. 要するに OT2 用のパターンファイルでは "ge with upturn" は 無視されているようです. ですからウクライナ語についてはハイフネーションをきちんと 機能させたいなら T2A を使うべきなのでしょうね. 基本原稿を OT2 で記述するなら,この文字だけ T2A でも X2 でも どちらのシンボルを使っても,その前後ではハイフンされない 方向にたおれるので,あまり気にしなくてもよいように思います. 私はウクライナ語を知りませんので,実際の戦術は悩みますが, 上記のような事情なら,フォーマットファイルを T2A 用に 生成して,文字をコントロールシーケンスで記述することを 選択します. もちろん,原稿は Unicode で書いてツールでコントロール シーケンスに変換するわけですけど. (Utf82TeX の -r オプションでこれができます.) >beresta.dvi の元ファイルと思われる beresta.tex を >処理してみたのですが、なぜか tx**1000 等の TFM が >ないと言われてしまいます... それが普通だと思います. TeX キリルフォントも百家争鳴で,えたいのしれない ものがいろいろあります. エラーが出るたんびにエンターを押して,とにかく dvi を 作れば,自分が必要とするフォントについては知ることが できるので、私はあんまり気にしませんでした... (答えになっていませんね、すみません。) それではご自愛ください.
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