名前: 栗山雅俊 日時: 2006-03-06 21:53:48 IPアドレス: 220.145.113.*
>>41789 皆様、こんばんは。 手元にある Linux ディストリビューションの配布形態を 調べてみました。直接の解決からはほど遠いですが、 今後の配布形態などを考える上で参考になるかと思い アップします。 (1)Vine3.2 xdvi-jp, dvips-jp のみ Vine は日本語環境に定評がありますが、TeX の構成も 日本語を第一言語とする人向けになっています。 dvipdfmx に加え OTF パッケージや jsclasses まで 提供されます。逆に非日本語環境については tipa を 除きパッケージがありません。 (2)Fedora Core 4 xdvi pxdvi(=jp) dvips pdvips(=jp) Fedora の大きな特色は、teTeX の配布形態が1種類で、 その中に必ず pTeX が入っています。従って、世界中の あらゆる人が pTeX 同梱のものをつかうことになる ようです。これが "p" つきのコマンドが用意されている 最大の理由でしょうか。pTeX 同梱には批判もあるようで メンテナは苦心されているようです。dvipdfmx が提供 されないのが少し残念なところです。 多言語関係では Unicode パッケージ、ArabTeX、tipa などが提供されますが、CJK やハングルはありません。 (3)Gentoo xdvi dvips / xdvi-jp dvips-jp (排他使用) Gentoo では印欧語仕様のオリジナル teTeX と日本語環境 入り(pTeX-3.1.5)の teTeX がそれぞれ提供されていて 排他的に利用できます(共存は不可)。日本語版には dvipdfmx も同梱されています。 非日本語環境では CJK パッケージ、Unicode パッケージ、 HLaTeX(ハングル)、VnTeX(ヴェトナム語)などがあり 特に CJKV 関係が充実しています。 Ghostscript は上のすべてでCJK版(7.07)が用意されて います。また teTeX には Omega が同梱されています。
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