名前: 安田 日時: 2005-08-27 00:57:30 IPアドレス: 210.159.229.*
>>37673 栗山さん、おばんです。 >> inputenc で複数の文字コードは指定できないはずです。 > >このあたりがよく分からなかったのですが、実は先の >The LaTeX Companion で、Babelの項ではありませんが、 >inputenc の説明のところで(p.417) > >\usepackage[T2A,T1]{fontenc} >\usepackage[koi8-r,latin1]{inputenc} >\newenvironment{Cyr}{\inputencoding{koi8-r}% > \fontencoding{T2A}\selectfont}{} >\begin{document} >ラテン文字言語(デフォルト) >\begin{Cyr} >キリル文字言語 >\end{Cyr} >ラテン文字言語 >\end{document} > >という使い方が出来ると説明されているんです。 申し訳ありません。 inputenc に複数のエンコーディングが指定できないと いうのは私の早計、間違いでした。 指定された分の 〜.def ファイルを読み込む仕組みの ようです。 同一のテキスト中にロシア語と、ASCII 範囲外の文字を 有するラテン文字言語とが混在した原稿が作成できない ということを言いたかったにすぎません。 同一テキストとなると UTF-8 にせざるを得ないのでは と思います。 栗山さんのあげられた例の「ラテン文字言語」テキスト 部分にはアクセント付き文字やエスツェットなどは記述 できないのではないかと考えます。 inputenc に複数のエンコーディングを指定して有効な 状況は、以下のように外部ファイルを \input するような 場合が考えられます。 実際にタイプセットしてみましたが、OKでした。 \documentclass[a4paper]{article} \usepackage[T2A,T1]{fontenc} \usepackage[koi8-r,latin1]{inputenc} \begin{document} \inputencoding{koi8-r}\fontencoding{T2A}\selectfont \input russian \inputencoding{latin1}\fontencoding{T1}\selectfont \input french \end{document} このサンプルで \input される russian.tex と french.tex は それぞれ KOI8-R、ISO-8859-1 の文字セットで記述された ファイルです。 しかしながら、この形式は可能なのですが、\section 命令にロシア語を書こうとすると、 \section{\protect\inputencoding{koi8-r}% \protect\fontencoding{T2A}\protect\selectfont ロシア語} 書かないとエラーになってしまいます。(面倒!) もっとうまい方法があるんでしょうが、まだ思いつきません。 ご自愛ください。
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