Re: Vine plus 所収の latex2html (その他)

名前: 竹の
日時: 2005-08-02 11:27:38
IPアドレス: 202.243.120.*

>>37175 > 確認してみたのですが、a) 阿部さんのWindows版、b) Vine版の両方に > -Ppdf のオプションがありました。 了解しました。ということは、そちらでも場合によっては黒線が残る可能性 もあります。詳しくは以下に書きます。 >> -Ppdf の場合、全て type1 fonts が存在すると仮定されて、 >> 計算誤差を小さくするため -D8000 が設定されます。 >> よってもし type1 フォントが存在しなくて、 pk を作成 >> せざるを得ない場合は、失敗することになります。 > >今まで全く気づいていなかったのですが、これは通常の dvips で使う >オプションそのままなのですね。 確かに -Ppdf は単に dvips に渡されるだけなのですが、多分フォントの問 題ではなくて、latex2html の「失敗」は、むしろ pnmcrop のところだと思 います。 latex2html は、単純に数式を dvi にして dvips で切り出しているのでは なく、適当に上下にマージンをつけて切り出すようにしています。その切り 出しのためのマークが黒線の正体です。 まず黒枠つきで数式を書いておいて、それを dvi にして dvips で黒枠付き の画像を切り出します。その後、pnmcrop をつかってその黒枠部分を削除し ているのですが、どうやら -Ppdf の場合には、画像の解像度のためか、計 算誤差のためか、dvips で切り出したときに黒枠の下にわずかにゴミが残っ ているようなのです (ちゃんとは確認していません)。そのために pnmcrop で黒枠を削除するのに失敗して画像に黒線が残ってしまう、という形になっ ているようです。 よって、繰り返しておきますが、-Ppdf は外しておいた方が無難だと思いま す。この現象は、dvips のバージョンや、netpbm のバージョンにも依存して いるのかもしれませんが、特定はできていません (していません)。 ただ、上にも書きましたが、ちゃんと確認したわけではない (ゴミが残るこ ととどのバージョンやどのようなソースで再現するか) ので、そういう意味 で前回は「私もよくわかりません」と書かせて頂きました。

この書き込みへの返事:

お名前
題名 
メッセージ(タグは <a href="...">...</a> だけ使えます)