名前: 栗山雅俊 日時: 2005-03-04 03:26:10 IPアドレス: 218.226.39.*
>>34755 前回の報告の続きになります。 先に曖昧な書きかたをしてしまいましたエラーの件ですが、 これはT1エンコーディングでcm-superを使う場合に起こって いるようです。 updmap.cfg に "Map cm-super-t1.map" 等の記述を加えて updmap を実行し、その後T1エンコーディングを指定したTeX ファイルで作ったdviファイルをあけると > xdvi-motif.bin: Warning: Font map calls for ectt1000, but it was not found (will try PK version instead). > xdvi-motif.bin: Warning: Font map calls for ecbx1440, but it was not found (will try PK version instead). > xdvi-motif.bin: Warning: Font map calls for ecrm1000, but it was not found (will try PK version instead). 等のエラーが出ます。またdvipdfm(x)を起動すると > dvipdfmx tb-euc.dvi > tb-euc.dvi -> tb-euc.pdf > [1 > ** ERROR ** Unable to find TFM file "cm-super-t1". > > Output file removed. と言われてpdfファイルの作成に失敗します。 未だ設定ミスの疑念がぬぐい去れないのですが、もし cm-superをお使いの方はご確認いただければ幸いです。 ただ、現在は角藤先生のWin32版、teTeX-3.0 のどちらも Latin Modern フォントがデフォルトで添付されており、 わざわざcm-superをインストールするよりむしろこちらを 使用する方がよいかも知れません。 最新のものは ver.0.92 でまだプレリリース版なのですが、 実用上は問題ないということでしょうか。 プリアンブルに \usepackage[OT2,T1]{fontenc} \usepackage{lmodern} というように記して、(p)latex > xdvi > dvipdfm(x) と 処理するときれいな表示のpdfファイルができるようです。 (奥村先生の本にも解説が載っていますが) ーーー あと、フォントとは直接関係ありませんが、正式リリース 版では(正確には2.99.11から?)デフォルトのディレクトリ 構成が少し変わっています。自分で作ったmapファイルや フォーマットファイルなどが $HOME ディレクトリに保存される ようになっています。図で示すと $HOME | - .texmf-config (自分で作成) | - .texmf-var (updmap等を実行すると出来る) teTeX | - share |− texmf |− texmf-config (デフォルトで存在する) |− texmf-local |− texmf-var (デフォルトで存在する) という感じです。またPKフォントは /var/lib/texmf 以下に 作成されます。私もそうでしたが最初は戸惑うかも知れません。 要はマルチユーザー環境への対応ということのようです。 (ただ自分のようにスタンドアロンで使う場合はかえって 煩雑なので texmf.cnf を書き換えて使っています) 以上報告になります。
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