Re: ハイフネーションについて

名前: 栗山雅俊
日時: 2004-08-11 02:05:27
IPアドレス: 222.159.158.*

>>30811 すみません、自己レスです。 よく考えてみると、古典語に正書法など「なかった」のであり、 最初期(プラトンやアリストテレスが活躍した時代)の「書法」 はアクセントはおろか句読点すらありませんでした。 それを後生の校訂家たちが読みやすいように句読点やアクセント をつけ、さらに古典語の「文法」をあらたに解読したというのが 正解だろうと思います。ギリシャ語についてはいつ頃そうなった のか私も知りません。 文法とか正書法というのは比較的新しい概念だろうとおもいます。 ハイフネーションが問題になったのは印刷技術が確立されて以降 でしょうか。ドイツ語もルターの聖書などを見ると綴りもかなり 異なっていてびっくりします。 日本語でも江戸時代の文献などは人の名前すら「臨済」を「林際」 と記して平気でいるくらいですから、昔の人たちは意味が分かれば よいというくらいの気持ちだったのかも知れません。明治以降の 文献でも同じ意味で複数の漢字が使われていて、漢語の素養のない 私はいつも手こずっています・・・。 また余談になり申し訳ありません。

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