Re: Web2c-7.3.7版以降のTeX for Win32とdviout

名前: SHIMA
日時: 2003-07-12 01:54:00
IPアドレス: 61.210.32.*

>>20125 > dvioutの仕様なのですが、これはver.3.14(TeXフォーラムのインストールガイド > ではver.3.15)からインストール時のTEXROOT設定方法が変わっているのでしょうか。 [Guess]ボタンのあと[Y]を押したときの動作,というのは細かなバージョンアップは あるにしても,最初の頃から基本的仕様ほとんど変わっていないと思います(多分基 本的には上位互換にバージョンアップをしてきた).プロパティーシートの[Guess] の仕様の箇所にある程度書いてあります. この機能は,角藤さんがまとめられているパッケージであるとか,標準的なディレク トリ構造であるとかを考えないで,フォントをディレクトリから探して TEXROOT な どを設定するものです.汎用的ではありますが,実際に使われるPKフォントがある 程度存在していなければ推測は不可能です(最初はPKフォントがない状態から初めて フォントの自動生成機能を使って作成するときは,最初は困る.付属のinstall.txt には、TeXのインストールのチェックとこの推定のためのフォントの作成が書かれて いる).フォントの所在から,標準的なパッケージであるかどうかの推測も行って います. [Guess]のあと[N]を押したときの仕様(その前に MikTeX がインストールされている かどうかのチェックがなされ,インストールされていれば,それに合わせた設定が選 べます)は,Ver.3.14 で若干変わりました. 1. 環境変数 TEXMFMAIN, TEXMF の設定をチェックし,両者が存在すればWarningメッ セージを出し,一方のみ定義されていれば,それに合わせた設定を行う. 2. これらの環境変数が設定されていなければ,bin\ptex.exe と share\texmf\web2c\texmf.cnf が存在するディレクトリを探す(両者の間の相対パス をチェックする).探す順序は,c:\usr\local 次に環境変数 PATH にあるパスで 最後が \bin となっている最後の bin を除いたものを順に.条件にあうディレクト リが見つかれば,最近の角藤さんのパッケージがインストールされていると推測し て,それ用の設定を行う.みつからなければ Warning メッセージを出す. (これは Ver.3.14 からの機能です) ptex.exe と texmf.cnf の相対ディレクトリをチェックすることで,角藤さんのパッ ケージのディレクトリ構造であることの推測をしています(たとえば,外国で普通使 われるような日本語TeXを使わない場合に,角藤さんのパッケージでないと推測する のが自然).

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