再びutfパッケージおよびPdf作成について

名前: sugahara
日時: 2003-03-12 14:21:35
IPアドレス: 210.254.18.*

菅原と申します。お世話になります。 長文で失礼しますが、よろしくお願いします。 先日の質問(17360)でいろいろ教えて頂き 解決したのですが、またよくわからないことがあるので教えて頂けると幸いです。 #自分の設定が悪いだけなのか、もともと間違ったことを #期待しているのか知りたいです。 utfパッケージとその使用についてです。質問自体は3点です。 <その1> \UTF{9243}道 を含むドキュメントを作成する。(\UTF{9243}=「金+矢」の鉄です) 念のためtexのソース(rtri.tex)を文末につけます。 Q1. utfパッケージを使う場合、プレビューはPDFになるまで出来ないのでしょうか。  (psの段階では無理なのでしょうか。理解度の低い質問ですみません) Q2. \textgt{\UTF{9243}道}ないし\textbf{\UTF{9243}道}を含む  ドキュメントを製作するには、お金をかけてAdobe-Japan-1-4ないし1-5準拠の  ゴシック体(ないしボールド)のフォントを買わないと出来ないのでしょうか。 (Q2の補足)   出来上がったPDFのプロパティを見てみると、フォントは下記のように なっています。ちなみに\utf{9243}のエンコーディングのみが「カスタム」です。   また、下記を見ていると、オリジナルのフォントは\textbf{\utf{9243}}は   GothicBBB-Mediumと思われるのですが、表示は明朝です。   これはどういうことなのでしょうか。 *(udvips -Ppdf -z rtri; ps2pdf rtri.ps rtri.pdfの結果) オリジナルフォント 種類 エンコーディング 実際のフォント 種類 Ryumin-Light   Type1(CID) カスタム 埋め込みサブセット Type1(CID) Ryumin-Light   Type1(CID) H     埋め込みサブセット Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) カスタム 埋め込みサブセット Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) H     埋め込みサブセット Type1(CID) *(udvips -Ppdf -z rtri; ps2pdf rtri.ps rtri.pdf; replacejfonts の結果) Ryumin-Light   Type1(CID) カスタム KozMinPro-Regular-Acro Type1(CID) Ryumin-Light   Type1(CID) H     KozMinPro-Regular-Acro Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) カスタム 埋め込みサブセット TrueType GothicBBB-Medium Type1(CID) H     埋め込みサブセット TrueType * (udvips -Ppdf -z rtri; distillerでpdf変換の結果) Ryumin-Light   Type1(CID) Identity-H KOzMinPro-Regular-Acro Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) Identity-H HGゴシック       TrueType <その2> utfパッケージに付属するutfsmpl.texについて Q3. これを横書き(tarticle -> jarticle)にして、タイプセットすると 下記のように\textbf{\utf{????}}の文字に違いが出ます。 この違いは何から来るものなのでしょうか。 (ちなみに、私の持っているフォントでは足りない文字があるようです。  例えば\CID{16382}など。今後このあたりのフォントが必要になることが  あれば購入しようと思います。) *(udvips -Ppdf -z utfsmpl; ps2pdf utfsmpl.ps utfsmpl.pdf) \textbf{\utf{????}}が太字の明朝体になる。 それ以外の\texbf{}の文字はゴシックになる。 *(udvips -Ppdf -z utfsmpl; distillerでpdf変換) \textbf{\utf{????}}が普通の明朝体になる。 それ以外の\texbf{}の文字はゴシックになる。 ちなみに、出来上がったpdfのフォントに関するプロパティは下記の通りです。 また、R24となっているのは、\CID{16382}(出ない)、またRyumin-Lightで エンコーディングがIdentity-Hとなるのは、\CID{13706}です。 (udvips -Ppdf -z utfsmpl; ps2pdf utfsmpl.ps utfsmpl.pdf) オリジナルフォント 種類 エンコーディング 実際のフォント 種類 Ryumin-Light   Type1(CID) カスタム 埋め込みサブセット Type1(CID) Ryumin-Light   Type1(CID) H     埋め込みサブセット Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) カスタム 埋め込みサブセット Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) H     埋め込みサブセット Type1(CID) R24 Type3 カスタム R24        Type3 Ryumin-Light   Type1(CID) Identity-H 埋め込みサブセット Type1(CID) (udvips -Ppdf -z utfsmpl; distillerでpdf変換) Ryumin-Light   Type1(CID) Identity-H KOzMinPro-Regular-Acro Type1(CID) GothicBBB-Medium Type1(CID) Identity-H HGゴシック       TrueType 当方の環境: Windows98SE TeX(Web2C 7.5.2) 3.141592-p3.1.2(SJIS) kpathsea version 3.5.2 dvipdfmx-20021230 dvipsk 5.92bp1.6 acrobat 5.0.5 ghostscript : AFPL ghostscript 8.0 + winAPI utf.sty : ver.1.8.1 gsで使うCIDフォントは東風に設定してあります。 先日質問したときよりアップしてあります。とくにutf.styはver1.1bからの 大幅なアップです。 <その1で質問のTeXのソース(rtri.tex)> \documentclass{jarticle} \usepackage{utf} \pagestyle{empty} \begin{document} \UTF{9243}道総合技術研究所 \textbf{\UTF{9243}道総合技術研究所} \end{document} <その2で質問のTeXのソース(utfsmpl.tex:utfに付属のものをjarticleに)> \documentclass{jarticle} \usepackage{utf} \pagestyle{empty} \begin{document} \huge 森\UTF{9DD7}外\textbf{森\UTF{9DD7}外} 内田百\UTF{9592}\textbf{内田百\UTF{9592}} \UTF{9ad9}橋さん\textbf{\UTF{9ad9}橋さん} 鼻濁音「\CID{16382}」とか「\CID{13706}野屋」とかも出せます。 \end{document}

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