Re: True Type フォント

名前: 乙部厳己
日時: 2003-02-24 02:12:38
IPアドレス: 220.9.112.*

>>16954 > ところが、欧文用は、フォントを変えてしまうと文字組の仕方が > がらりと変わるため、そのまま既存のTFMファイルを用いるわけにはいかないのです。(もし > 仮にそうしたとしても、文字が大きくずれて不恰好になる可能性があります。) > ・・・以上が私の認識ですが、正しいでしょうか? 根本的なところは正しいと思います。 ただ、この程度の問題であれば、実際さほど苦労しないといってよいと思います。 和文の今までのようなやり方ですと、TFMをコピーして、...となりますが、 欧文でも適切なツールを使ってTFMを作るだけですので、あまり変わりません。 ツールを作るとなると数多くの文書にあたる必要がありますが、 Apple, Microsoft等のWEBサイトに詳細なドキュメントがありますし、 実際にそういうツールを作ってくださっている方々がおられますので それが利用できます。 一番厄介なのは、Computer Modernフォントというのは、通常では 使用されない(TrueTypeではありえない)領域に文字が定義されていたり、 よく用いられるASCIIベースと文字コードが異なるものがあったりする点です。 本文で < や > を書いたときの動作が典型的な例です。 (合字をどうするか、なども考慮する点です) そうはいっても、たとえばECフォントというのはCMフォントとエンコードが違いますので、 エンコードを調整するファイルを作れば、マクロ命令で出力されるようになっている 文字については対処可能です。しかしそれでも注意点が数多く出てきたりして、 ユーザに使わせるという点ではあまりお勧めできません。 そこで一番無難なのは、CMなどと同じようなエンコードに無理やり 組み替えてしまう方法です。これで問題が解決するのですが、 しかし、実際にエンコードが違うわけですから、どこかで細工が必要です。 これが少し厄介なのです。Small Capsを使用させたい場合には さらに変形なども関係してきてしまいます。 実は機械的にすべての作業ができてしまいますので難しくも何ともないのですが、 すこしばかりややこしいのです。 さらにその上、数式と言われてしまうと、話は大変に複雑になってしまいます。 こちらはどうしても手作業で粘り強い作業が必要だと思います。 経験では数日程度集中できる時間が必要です。 ところで、addjfontsのドキュメントは、一応winttfの方に入っています。 なんだかよくわからない文書であまり参考にはならないのですが。 使用法ドキュメントと、作成メモがぐちゃぐちゃに混ざったものになっています。

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