2002年4月に Vine Linux 2.5 が出た。 Red Hat Linux 7.2 ベース,カーネル 2.4.18,XFree86-4.2.0,glibc-2.2.4 採用。 最寄りの Ring Server の /pub/linux/Vine/Vine-2.5/ からのダウンロードが便利。
以下は旧 Vine で使っていた2台のマシンの更新記録である。 いずれも /home や /usr/local/ 以下は別パーティションとしていたので,元のままである。
2台の Celeron 500MHz マシン のうち研究室のものは既存の Vine 2.0CR 改(ほとんど原型をとどめず)からアップデートした。 Xconfigurator による X の再設定が必要であった。 最初 kterm をはじめいろいろなものが起動しなかったが,古い .Xdefaults を消して新しい .Xresources を置いたら直った。
こちらのマシンだけ kterm 上で Alt が効かない。 emacs -nw しても Alt が Meta キーとして認識されない。 素の emacs では大丈夫である。
また,下のマシンもそうだが,kterm 中で more で反転表示になると,それが more 終了後も尾を引く。
上と同じ構成の自宅の Vine 2.1 改マシンは,空いていた /dev/hdb に新規インストールした。 こちらは最初から X も32ビットで問題なく動いた。 ただ,少し画面がずれたので,xvidtune で最適点を求め,/etc/X11/XF86Config-4 に
Modeline "1024x768" 65 1024 1064 1200 1344 768 771 777 806 -hsync -vsyncのように登録した。
Postfix はもちろん Vine 2.5 付属のものでもいいはずであるが,ついでに 1.1.7 に更新。
Mozilla は最初起動しなかったが,Wnn7 の xwnmo のために .bashrc に
export XMODIFIERS="@im=_XWNMO"と書いていたのが原因であった。 というか,そもそも古い xwnmo が Vine 2.5 で動かなかったので, Wnn7 Personal 用アップデートセンター で最新のものをダウンロードして置き換え,上記設定はそのままで mozilla で日本語入力ができるようになった。 その後 mozilla は 1.0 RC1 の日本語版に取り替えた。
VMware は新ビルド VMware-workstation-3.1.1 をいただいてきてインストール。 たまたま USB スキャナ Epson GT-7700U が Vine 2.5 で認識しなかったので VMware 側で認識させた。 もちろん今まで使えていたので設定さえ直せば認識できるはずであるが,Windows で使うほうが OCR も付いているので便利なので,このままにしておく。 USB 機器は Linux 側で認識させてしまうと VMware では使えない。
Ctrl+Alt+Del で電源断できるように /etc/inittab の ca::ctrlaltdel を次のように書き直した。
ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -h now
Vine 2.5 には gcc 2.95.3 が付いており,特にこれで問題ないが,ISO C++ 準拠のプログラミングを行うため,私は gcc 3.0.4 に更新していた(→ GCC)。 しかし,ライブラリが変わったためか古い gcc-3.0.4 での C++ のコンパイルに異常が出たので再コンパイルした。
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松阪大学
奥村晴彦
okumura@matsusaka-u.ac.jp
Last modified: Sat May 11 16:20:18 JST 2002