tex4htの補足説明(UNIX、Windows)

名前: 霜月幾日
日時: 2002-08-05 14:17:43
IPアドレス: 133.24.24.*

>>9919 以前、私はMS-Windowsへの日本語対応tex4htのインストールについて書きましたが、 私が、最初に日本語対応tex4htのインストールに成功したのは Debian GNU/Linuxにおいてでした。 そのとき参考にさせていただいた、tex4ht関連の話題のあるHomePage、その他を下記に上げておきます まずは、tex4htの本家TEX4htのweb site (ここはあまり、使いやすいHomePageではないと思いますが、必要な情報が載っています。) (UNIX系列とMS-Windows系列用のインストールの説明のページがあります) のFeaturesにマニュアル的なことが載っています。 tex4htは、SuSe(ヨーロッパでは特に有名なLinuxディストリビューションです。)用RPMバイナリ Debian GNU/Linux用のDebパッケージ(ドキュメントが豊富) 日本語のサイトでは Pantodon Web Site に補足的ながらも参考になることが載っています。(ここは最近知りました) A Demonstration of TEX4ht TEX4htの作者E. Gurari氏がTUG meetingで話したときのslideです。いろんな例を使って説明してあるので実戦に役立つと思います。 北大の行木氏のページ(北海道大学大学院理学研究科数学専攻 NAMIKI Takao/行木孝夫 氏のHomePageです。) 日本語を含む TeX ソースから Mozilla-MathML への変換法と tex4ht用の日本語Fonts Table(dnp-htf-fonts.tar.gz)など、があります。 印刷物としては  LaTeX Webコンパニオン   TeXとHTML/XMLの統合   Michel Goossens,Sebastian Rahtz(共著)   鷺谷好輝(訳)   株式会社ASCII(発行) を参照してください。(日本語のtex4htの解説としては唯一かもしれません。) 初めては、この書籍を参考にするといいでしょう。 (英語の苦手な方には、とても必要なものかと思います) MS-Windows環境のみですが、Steve Mayerさんが、作成されたGUIなコンヴァートサポータが ここにあります。 (MS-Windowsしか使用したことが無く、マウス操作で全てがやりたい人には とっつきやすいかもしれません。) LaTeX、tex4ht、LaTeX2HTML、HeVeA、TtH、DVI、PDFなどが操作できるGUIなソフト(Program)です。 (つまり、TeXの拡張ProgramでHTML、XHTML、XMLに関わるものを操作するためのものです。) tex4htの魅力は、なんといっても、TeXで組んだほぼ「そのまま」の出力が得られること、 デフォルトの出力がHTMLヴァージョン4であること、 ほんの少し、手を加えるだけでMathML、XMLへの変換がスムーズに行われること tex4ht専用のコマンドはあれど、非常に平易で、カスタマイズが容易であること tex4ht.styさえ読み込んでいればそのまま、LaTeXにかけることが可能なこと(dvioutでプレヴューできる) です。 何故、こんなにしつこく書いているかというと、、、、。 tex4htの情報が、非常に少ないのです。(ToT;) (TeXさえ知っていれば、小難しい知識など無くてもtex4htは使用できる。という、せいもありますが。) 日本語の情報に限れば更に少なくなります。 私は、その昔、(今はしていませんが)Web上に数式を大量に含んだ文書を掲示しようとして、 ずいぶん苦労しました。 そこで、LaTeX2HTML(これも素晴らしい変換ツールです)に手を出したのですが、 TeXで組版したものと、HTMLへ変換したものとの差異や、 LaTeX2HTMLでは再現できないTeXのマクロ機能や、 LaTeX2HTML専用のコマンドの多さに挫折してしまい。 何か良いものはないかと探し、tex4htに行き着きました。 どうか皆さんも、これを機にtex4htを使用して、 tex4htの、今よりもより多くの情報をWeb上等で公開してほしいと、 真に切に願っております。m(_"_)m

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