『 美文書作成入門 』 の再インストール、特に autoexec.bat の記述への注意事項

名前: 堀田
日時: 2002-04-27 14:59:04
IPアドレス: 133.96.210.*

先の >>8194 への返答、ありがとうございます。 大学内では、3 年生までは入学時にノート・パソコンを購入して講義での 活用的な利用を行っています。 さて、TeX 指導の中で 『 美文書作成入門 』 の付属 CD-ROM から自分の ノート・パソコンへ TeX をインストールされた学生の方から質問があった 次のような実例をお知らせいたします。 (実例 1) Windows 98SE において : ハード・ディスクが、ドライブ C と D に分割されています。 始めに C ドライブにインストールしたが、その後にアン・インストールを行った。 再度、別の D ドライブにインストールすると、dviout において pk fonts error が 表示されて利用ができない。 この原因は、次のような書籍 276 ページ上部にある autoexec.bat の記述変更が 再インストール時に行なわれていないことにありました : set PATH=%PATH%;C:\usr\local\bin;C:\gs\ds5.50\bin;C:\dviout set TEXMFMAIN=C:/usr/local/share/texmf set TEXMFCNF=C:/usr/local/share/texmf/web2c set GS_LIB=C:\gs\gs5.50\lib;C:\gs\gs5.50\kanji;C:\gs\fonts つまり、メモ帳などで 『 ドライブ C をドライブ D 』 へと書き換え変更をしてから、 再起動をすれば TeX の利用が可能になりました。 この様に、ドライブ C の空き容量が少なくなったからとドライブ D へ変更しての、 同じようなトラブルは、5 人程の学生の方から相談を受けました。 (実例 2) Windows XP において : ノート・パソコンにて XP を利用している大学院生からの質問でした。 一度、乙部さんの書籍からインストールをして、その後アン・インストールを行った。 再度 『 美文書作成入門 』 の付属 CD-ROM からインストールしてみたが、 dviout において pk fonts error が表示されて利用ができない。 この原因は、ドライブ C 内の autexec.bat 内に乙部さんの時の C:\ptex\ ..... 等の 記述があった事に依ります。 autoexec.bat 内の記述を削除すると、なんと(零)0 バイトのファイルができますね! これで、再起動をすれば TeX の利用が可能になりました。 ======================================================== 以上です。 MS-DOS の頃には、autoexec.bat および config.sys は最重要ファイルと 考えられていましたが、いまの若い学生の Windows ユーザーの方には意識して 理解されていないようですね。( 私も、少し年を取ったのかなあ ..... ) 奥村先生の 書籍のサポートページ を拝見しても記述がないようなので、 以上の autoexec.bat の件をご報告しておきます。

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