Re: 単位や括弧とスペース

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日時: 2014-01-07 11:59:32
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>>57311 以下の発言内容は,あくまで「ひとつの考え方」です. 異論はあるでしょうが,そのことをもって私に対する個人攻撃を (ここではない場所であっても)行うのはご遠慮ください. ・単位中のスラッシュに関して: 「km/s\textsuperscript{2}」のようなもの全体でひとつの単位ですから, * その単位記号を数式中で記述するのであればスラッシュも含めて数式扱いにする %%% e.g. $1.5\,\mathrm{km}/\mathrm{s}^2$ * その単位記号を地の文に属するものとして扱うのであればスラッシュも含めて 地の文扱いにする %%% e.g. 1.5\,km/s\textsuperscript{2} %%% それがさらにディスプレイ数式の中に現れるような場合には, %%% 1.5\,\mbox{km/s\textsuperscript{2}} あるいは %%% \mbox{1.5\,km/s\textsuperscript{2}} とでもすることになるでしょう. どちらでもアリでしょうから,このような点については 「表記をぶれさせないこと」のほうが大切ではないかと思われます. 単位の表記を支援するパッケージ類を援用するのもよいでしょう. ・$S_i$ ($i = 1, 2, \ldots, n$) のパーレン(丸括弧)の前後のアキに関して: * その「S_i」と括弧書きを欧文部分に準じて扱う場合: 欧文テキスト中であれば, Term $S_i$ ($i = 1, 2, \ldots, n$) is defined by ... のごとく開きのパーレンの前後には単語間スペースを入れます. %%% 数式に絡まない「TUG (\TeX\ users group) is ...」のような場合であっても %%% パーレンの前後(句読点の直前を除く)には単語間スペースを入れます. 和文テキスト中でも「$S_i$ ($i = 1, 2, \ldots, n$)」自体は一連の欧文部分なので, 項$S_i$ ($i = 1, 2, \ldots, n$)は次のように定義される. のごとく開きのパーレンの前には単語間スペースを入れることになります. そのような記述がディスプレイ数式の中にあるような場合には, S_i\ (i = 1, 2, \ldots, n) %%% なお,ディスプレイ数式内では「\ 」よりもむしろ「\quad」あるいは「\qquad」 %%% くらいのアキを入れるほうがベター(それは「ディスプレイ数式の書き方」に %%% 関する点なのでここでは深入りしません) でもよいでしょうし,括弧書きは「($n$は整数)」のような文言と同様に あくまでテキスト部分として扱うのであれば, S_i\ \mbox{($i = 1, 2, \ldots, n$)} %%% amsmath(あるいは amstext)パッケージ使用時には \mbox よりも %%% \text を用いるほうがベター とでもすることになるでしょう. * 括弧書きを和文テキストとして扱う場合(日本語主体の文書の場合,数式に絡まない 括弧書きも混在することを考えると,こちらの扱い方がベター): その場合には,括弧書きのパーレンにも和文文字を用いて 項$S_i$($i = 1, 2, \ldots, n$)は次のように定義される. とでもするところでしょう. このとき,地の文の中であればパーレンの前後には余分な空白は要りません. このような記述がディスプレイ数式中に現れる場合にはやはり括弧書き部分を \mbox(あるいは \text)の引数にする(だけでなく,括弧書きと数式本体を 大きめの空白で区切る)といったことを考えてください. この場合についても,やはり「記述がぶれないこと」のほうが大切でしょう. # 例外的な場合を見落としてい(て,それをもってどこぞで叩かれ)るかもしれませんが, # 「考え方」が何となく伝わればそれで充分なのですが……

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