名前: みなも 日時: 2010-04-08 17:26:57 IPアドレス: 202.233.242.*
>>54843 えっと,これは誤解されている方が多いんですが, figure 環境は 「画像を張り込むための環境」 ではなく, 「figure環境の中に入れたもの(通常画像)を 本文の邪魔にならない位置に自動で移動するための環境」 です。 書籍などでは,図を入れるとき, 大きい図なら1ページまるまるとって中央に配置, 小さい図ならなるべくページの上部(or下部)に配置, など,一定の「規則」に従って配置しないと見づらくなってしまいます。 それを自動でやってくれるのが figure 環境です。 したがって figure 環境の中に図以外のものが入っていても, それどころか図が入っていなくてもエラーにはなりません。 エラーになるのは, 「配置の自由度が失われる場所(\fbox や \minipage の中)で使われたとき」 です。 (じゃあ何で figure 環境という名前がついているかというと, 図番号などの管理も同時にやっているからです。 同様の環境に table 環境もありますが,これも表番号の管理などを やっているから table 環境というだけで,実際の中味が表であるかどうかは 関知していません。) というわけで, figure 環境による自動配置をそもそも必要としないなら \documentclass{jarticle} \usepackage{graphicx} \begin{document} \fbox{\includegraphics{sample}} \end{document} とかで OK. ( asteroid さんが何を使って図を貼り付けているか分からないので, とりあえず一番オーソドックスな graphicx パッケージの \includegraphics 命令で貼り付けました。上の例は sample.eps という画像があるとして それを貼り付けた例です。) figure 環境による自動配置を必要とするなら, \begin{figure} \fbox{\includegraphics{sample}} \end{figure} のように「枠で囲った図」を figure 環境に入れます。 もちろん,minipage で囲った文章を「図」と見立てて figure 環境の「中」に 入れることもできます。
この書き込みへの返事: