名前: 藤田 日時: 2010-01-28 12:12:07 IPアドレス: 61.124.97.*
>>54429 \documentclass{jbook} \begin{document} 藤田@湘南情報数理化学研究所です. kkさん(54429)の方法では,後続のものを続けると詰まるので, 半角の空白が必要です.たとえば,脚注なしでは, \begingroup \makeatletter \let\footnotes@ve=\footnote \def\footnote{\unskip\unskip\footnotes@ve} \let\footnotemarks@ve=\footnotemark \def\footnotemark{\unskip\unskip\footnotemarks@ve} \makeatother まえ(漢字)あと \noindent となりますが,脚注を付けると後続が詰まります. まえ(漢字)\footnote{い}あと まえ\textbf{(漢字)}\footnote{い}あと 漢字.\footnote{い}あと \noindent したがって,次のように半角の空白が必要になります. まえ(漢字)\footnote{い} あと まえ\textbf{(漢字)}\footnote{い} あと まえ\textbf{(漢字)}\footnote{い} あと---改行ではうまくゆかないようです. 漢字.\footnote{い} あと \endgroup この現象を回避するために, 古い話になりますが,拙著「LaTeXマクロの八衢(やちまた)」の第10章 で詳しく検討して,次のような改良案を示しています(この定義は, 最近再検討して,数値などを変更したものです). この定義だと半角の空白は必要ありません. \begingroup \makeatletter % % 藤田眞作「LaTeXマクロの八衢」(1995)第10章 % .\footnote{}のアキ調整 % ~ checked by S. Fujita 2009/08/23 % \unskip \lastskip % \def\@shiftglue{\skip0=\lastskip\unskip% \@whiledim\lastskip>\z@\do% {\advance\skip0\lastskip \unskip}} \def\@footnotemark{\leavevmode\ifhmode \edef\@x@sf{\the\spacefactor}\fi% \@shiftglue\@makefnmark% \ifdim\skip0>0.46zw \skip0=0.48zw minus 0.24zw \else\skip0=0pt\fi \hskip\skip0\relax\ifhmode\spacefactor\@x@sf\fi \relax} \def\thefootnote{\@arabic\c@footnote} \makeatother \setcounter{footnote}{0} まえ(漢字)あと まえ(漢字)\footnote{い}あと まえ\textbf{(漢字)}\footnote{い}あと まえ\textbf{(漢字)}\footnote{い} あと---改行 漢字.\footnote{い}あと なお,私自身は,横組のときは,アラビア数字を囲むことが多いので, 半角の丸括弧を使っています.上記では,「kkさん(54429)の方法」の かわりに「kkさん(54429)の方法」としています.ただし,ピリオドは全角 のものを使っているので,全角ピリオドの次に脚注を付けた場合に同様のことが おこります.全角の丸括弧を使って前後のアキをほどよくするには, \verb/\mbox/を使うとよいと思います(実際にはアキははいっていないので, マクロにして少しアキを取った方がよいかもしれません). この場合も脚注を使っても前後のアキは気にならない程度になります. たとえば,「kkさん\mbox{(54429)}\footnote{い}の方法」と なります. \endgroup \end{document}
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