upTeX における kcatcode と禁則処理の連動

名前: Dora
日時: 2009-10-24 12:22:09
IPアドレス: 61.123.195.*

upTeX 0.28 + ptetex3-20090610 + eptex-090309 をソースからコンパイルして, Mac OS X 10.6.1 on Intel Mac で使用しています。 pTeX→upTeX での非互換性の1つとして,全角数字の kcatcode が18以外→18へと変更になったことがあります。 その結果,全角数字が命令名の一部として使えなくなりました。 しかし,引き続き全角数字を命令名の一部として使いたいという理由で,全角数字の kcatcode を18以外へと変更すると, 同じ Unicode block に属している全角丸括弧の kcatcode も,それに連動して18以外へと変更されてしまいます。 その結果,インライン数式直後の閉じ丸括弧で,禁則処理が効かなくなることがあります。 これは,upTeX の仕様上,どうしようもない問題でしょうか。 何か解決のアイデアがありましたらご教示ください。 以下,サンプルコードです。 \documentclass[uplatex]{jsarticle} \begin{document} \fboxsep=0pt up\TeX のデフォルト 0=\the\kcatcode`0 )=\the\kcatcode`) \fbox{\parbox{8.1zw}{ほげほげ($x=55$)}} \vspace{\baselineskip} 全角数字の kcatcode を 17 に変更した場合 \kcatcode`0=17 0=\the\kcatcode`0 )=\the\kcatcode`) \fbox{\parbox{8.1zw}{ほげほげ($x=55$)}} \end{document}

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