minijs.styについて

名前: 酒屋
日時: 2009-08-02 21:35:21
IPアドレス: 219.116.60.*

質問というわけではないのですが、 minijs.sty を Asymptote で使っていて気づいたことがあるので書いておきます。 Asymptote のバージョンは 1.70 です。 (最新のものでどうなっているかは、確認していません) OS は linux ですが、多分、環境は問わないと思います。 ■ JIS フォントメトリックにならない 次のようなソースをを処理して あれ? と思いました。 usepackage("minijs"); label("ちょっとギャップ",(0,0),NE); 調べてみると、Asymptote が途中で作る TeX のソースの先頭行は \documentclass[12pt]{article} と、12pt オプションが付いていて、どうもこれは〈決め打ち〉のようです。 なので、 minijs.sty の \expandafter で始まる 4 行の中に 10 とあるのを 12 に 置き換える必要があります。 ■ BoundingBox がずれる minijs.sty を読み込んで label を付けると、BoundingBox が少し右にずれ、 描画したものの左端が切れてしまいます。 (上記の例でも、「ち」の左端が切れます) # TeX Wiki にサンプルといて載せられている dnorm-asy.png の左端に # ゴミのような小さな点があります( 0.2 の左上)。 # これが、BoundingBox がずれたために切り取られてしまった y の字のかけらだと # 気付くのに少し時間がかかりました ^_^; とりあえずの対処法としては、minijs.sty の 18 行めの \parindent=1zw をコメントアウトすることでしょうか。 私の覚束ない理解では、Asymptote は、eps ファイルを作る際に、 \parindent=1.5em(12pt オプションが付いているので実寸は 17.62482pt)だと 〈決め打ち〉し、つまり、そのような位置に描画があると見なし、 それに合わせて BoundingBox を付け直しているようです。 # \parindent の値にいろいろな長さを指定して、BoundingBox のズレ具合を確認してみて # やっとこのあたりの事情がわかりました。 こう書くと、Asymptote には、何だか〈決め打ち〉が多いような気もしますが、 label に関して言えば、文字の大きさも位置も、使う側が自由にできることなので、 別に不都合はないだろうと思います。 [余談] あと、これは、何か理由があるのかもしれませんが、縦書きも JIS フォントメトリックに 合わせたほうがよいのでは、と思えたので、minijs.sty をそのように書き換えて使わせて いただいています。 # もっとも、上記の例のように、拗音促音が連続でもしない限り、私には # tmin10 と jis-v の区別はつかないのですが...

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