Re: jsarticle/jsbook + amsmathにおける数式と本文の間隔

名前: ZR
日時: 2009-01-19 01:34:05
IPアドレス: 123.225.25.*

>>52591 もう少し考えてみました。 行の「視覚的な中心線」のベースラインからの高さは 次のようになるといえるでしょう。 1)和文の行 = 0.38 zw [jsクラスでは 3.51pt] ※ 高さ 0.88zw, 深さ 0.12zw だから 2)欧文の行 = 0.5 ex [cmr10 では 2.15pt] ※ 視覚的に主要な部分は baseline〜x-height まで 3)数式の行 = axis_height [cmsy10 では 2.5pt] ※ 数式記号の縦方向の中心の高さ # 数式の前と後が「同種」である場合は、「実際の空き」が等しい # ことと「中心線の間隔」が等しいことは同値。 欧文の場合は、2) と 3) はほぼ等しいので、数式の行の前後の行送り (ベースラインの間隔)を揃えれば中心線の間隔も揃います。 対して、和文の場合は、1) と 3) で 1pt の差があるので、中心線の 間隔を揃えようとすると数式を 1pt 上に移動する必要があります。 above/belowdisplayskip の増減量を 2pt でなく 1pt の方が自然に みえるのはこういうことが原因ではないでしょうか。 \documentclass{jsarticle} \begin{document} \advance\abovedisplayskip 2pt % 2pt より 1pt の方がよい? \advance\belowdisplayskip-2pt これは数式の直前にある行です。和文文字から成り立っています。 \begin{equation} f(X) + h(Y) = (\mbox{display}) + (\mbox{math}) \end{equation} これは数式の直後にある行です。和文文字から成り立っています。 \end{document}

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