名前: . 日時: 2008-10-08 12:12:30 IPアドレス: 59.134.169.*
>>52114 まず,現実的な話をすると…… とりあえず,標準配布のクラスファイルをそのまま用いて 資料を作成してはいかがですか? 何か規定の体裁があるのでしたら,プリアンブルで各種のパラメータの調整なり 適当なパッケージの読み込みなりを行うとよいでしょう. # そうやってプリアンブルに書き込んだ内容を,LaTeX に関して「充分な」経験を # 積んだ後に,jarticle.cls などの別名コピーに反映させればよいわけです. どうしても旧スタイルの更新を自力でやるのでしたら, まず「マクロ作成」((La)TeX でのプログラミング)に関する学習を 一通り済ませてください. # 然るべき教科書はすでに書かれています(が,絶版になっているものも # 少なくありません). TeX でのマクロ作成の「文法」をふまえたうえで,次のような作業を行うのが 比較的簡単に済むでしょう. (1) オリジナルの jarticle.sty と目の前にある改変版との相違点を調べ上げる. (2) jarticle.cls(こちらは LaTeX2e 用のもの)の別名コピーに対して, (1) で調べた相違点に対応する変更を施す. # 運がよければ特にマクロ作成上の問題に出くわすことなくいくつかの # パラメータの変更で済むでしょうが,運が悪ければその改変版での # 独自コマンドなどの「移植」をやるハメになるでしょう. # いずれにせよ,その作業を運に頼らずに遂行するには, # TeX でのマクロ作成の文法はふまえておく必要があります. なお,LaTeX 2.09 と LaTeX2e の主な相違は次の 2 点にあります. ・スタイルファイルと呼ばれていたものを クラスファイル・クラスオプションファイル・パッケージ(ファイル)に 区別して扱うことに伴う内部処理の変更 # ここではクラスオプションの処理が問題 ・フォント関係の処理の変更 # ここでは,\normalfont などの定義内容・定義のタイミングが問題. # また,\rm などの「旧形式」書体変更コマンドは,LaTeX2e では # LaTeX 自身が提供するものではなく,個々のクラスファイル側で # 定義されるようになっています. もっとも,細かい変更(例えば,寸法 \footheight の廃止)は多数あります.
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