名前: たけ 日時: 2008-07-09 20:55:55 IPアドレス: 222.7.202.*
>>51739 返信ありがとうございます。 さっそく下記のようにやってみましたが、どうも表の罫線がずれます。 列間隔の設定が変なのでしょうか? {\setlength{\tabcolsep}{6pt}\footnotesize \begin{longtable}[htbp]{|l|l|l|l|l|} \caption{第二言語としての日本語複合動詞習得研究のレビュー} \\ \hline 研究 & 調査項目と課題 & 対象者 & 調査方法 & 主な結果 \\\hline \endfirsthead \multicolumn{3}{l}{\slshape continued from previous page} \\ \hline 研究 & 調査項目と課題 & 対象者 & 調査方法 & 主な結果 \\\hline \endhead \hline \multicolumn{3}{r}{\sl table continued on next page} \\ \endfoot \hline \endlastfoot \hline 松田 & 「〜こむ」(姫野に & JSL超級 & インタビュー & 1)意味理解方略はV1の意味にV2の \\ 2000 & よる6分類) & 3名 & 「文字と音声 & 意味を足す。2)「入り込む」のように \\ & 複合動詞の意味理 & (中1 & で」提示し、 & V1もV2も類似した意味を表す結合の場 \\ & 解方略の実態と習 & 、韓1、 & 理解方略のプ & 合は習得困難。3)「泳ぎ込む」のよう \\ & 得困難点の解明 & タイ1) & ロトコルを求 & に「V1+V2」方略が使えない場合は習得 \\ & & & める。 & 困難。 \\\hline 松田 & 「〜こむ」(松田の & ①JSL上 & ①文作成テス & 1)上級になっても「V1+こむ」の理解 \\ 2002a & 意味研究の結果に & 級10名 & ト→NS3名に & 度は全体に低い。過剰使用の原因は「N \\ 2002b & よる4分類) & (中5、 & よる受容度判 & +V1」=「N+{V1+こむ}」図式の過剰 \\ 2004 & ①「文の産出」か & 韓5)、 & 断 & に適用している。「V1+こむ」の多様な \\ & ら「〜こむ」の意 & NS3名 & & 意味の習得は自力で学ぶことに限界が \\ & 味知識を見る & & & ある。2)文の受容の反応にNSと大き \\ & & & & な相違がある。「〜こむ」の意味知識は \\ & ②「文の受容」か & ②JSL上 & & 「用例レベル」のものであり、適用範囲 \\ & ら「〜こむ」の意 & 級60名 & ②文の受容判 & の理解は十分ではない。3)その要因は、 \\ & 味知識を見る & (中 & 断テスト→フ & 学習者は「〜こむ」の獲得されていない \\ & & 30、韓 & ォローアッ & 意味知識があり、母語話者と異なるイメ \\ & & 30) & プ・インタビ & ージで解釈されている場合もある。「V1」 \\ & & NS30名 & ュー & と「V1+こむ」の意味的差異が使い分け \\ & & & & できていない、馴染みのない用法があ \\ & & & & る。4)JSLの認知的基盤の内在化を助 \\ & & & & けられるような支援が必要。 \\\hline 松田・ & 「取り〜」 & JSL & 質問紙(単純 & 1)JSLの意味理解はNSと違い、ばらつ \\ 白石 & 「単純動詞」と & 20名 & 動詞を用いた & きが目立つ。2)JSLは「とり+V2」を \\ 2006 & 「とり+V2」の意 & NS & 文と複合動詞 & 「とってからV2」と解釈することが多 \\ & 味理解について、 & 20名 & を用いた文を & い。3)NSのように概念イメージが広が \\ & JSLとNSの異同 & & 提示し、ニュ & らない、差異が分からないと回答した \\ & & & アンスの違い & JSLが多い。4)JFLが「とる」のコア \\ & & & を記述しても & を知り、コアの焦点化によって「とり+ \\ & & & らう) & V2」の意味を理解できるような習得支援 \\ & & & & の方法がNSの概念イメージに近づく有 \\ & & & & 効な手段になりうると提案。 \\\hline 陳 & 「〜あう」と「〜 & JFL中 & ①文法性判断 & 1)「〜あう」、「〜こむ」の意味知識が \\ 2004 & こむ」、 & 100名 & テスト②文産 & 十分ではない、産出した例文に誤用が多 \\ 2006 & 姫野の分類を使 & (中上 & 出テスト、N & い。2)「〜あう」と「〜こむ」に、母 \\ 2007a & 用。 & 級) & Sによる正誤 & 語による有意差は見られない。3)複合 \\ & ①JFLの複合動詞 & NS7名 & 判断 & 動詞習得順序の提出:①V2により決定さ \\ & の学習意識、 & & & れる明確なプロトタイプ的意味を持つ \\ & ②「〜あう」と「〜 & & & CV>②多義的意味体系のCV>③慣用表 \\ & こむ」の理解と産 & & & 現や微妙なニュアンスのCV>④文脈判 \\ & 出、 & & & 断による使用可否のCV \\ & ③母語の影響の有 & & & \\ & 無 & & & \\\hline 白 & 「〜出す」と「〜 & 韓(上 & ①「〜出す」 & 1)母語(韓国語)にはない概念の、開 \\ 2005 & 始める」、 & 級) & 「〜始める」 & 始の「〜出す」をある程度理解している。 \\ & ①類義複合動詞の & JFL64名 & の選択テスト & 意味領域は典型性が高いものを中心に \\ & 使い分けできるか & NS36名 & ②差異につい & 発展している可能性、2)非典型的な文 \\ & ②JSLの意味領域 & & ての自由記述 & にNSと逆の方向を見せ、NSと違う基準 \\ & はNSとどう違う & & & を持っている可能性、3)語彙の意味と \\ & か & & & 構造の分析、学習者の持っている意味領 \\ & & & & 域と語彙構造の関係に関する研究が必 \\ & & & & 要 \\ & & & & \\\hline 白 & 「〜出す」 & 韓(中上 & ①文判断テス & 1)半分以上の項目にNSの判断と有意 \\ 2007 & 韓国人JFLの意味 & 級) & ト、JFLに判 & 差があり、JFLはNSと違う意味領域を持 \\ & 領域、NSとの相違 & JFL64名 & 断理由を自由 & つ。2)JFLの判断基準は、L1知識の選 \\ & & NS36名 & 記述、NSに不 & 択的な使用、まだ不完全なL2に対する \\ & & & 自然な文に修 & 知識とそれを補うための推論、その語彙 \\ & & & 正案 & に関する学習経験から形成される。 \\\hline 何 & 複合動詞全般 & 香港上 & ①新聞調査で & 1)複合動詞の習得順序を提示した。タ \\ 2007 & 寺村の4分類を一 & 級JFL35 & 調べた頻度の & イプ①>タイプ②>タイプ③とタイプ \\ & 部変更。①V2がア & 名 & 高い複合動詞 & ④ \\ & スペクトを示す & & 21語を四分 & 2)JFLが複合動詞の意味を的確に把握 \\ & CV、②V1もV2も & & 類する。②使 & している割合は低くない。 \\ & 具体的な意味を示 & & 用と理解をチ & 3)語彙として受動的に理解しているも \\ & すCV、③V1また & & ェックする翻 & のの、能動的に複合動詞を使用する能力 \\ & はV2が具体的な & & 訳問題、意味 & が高くない。 \\ & 意味を示さず、補 & & 確認問題、正 & 4)SFLが複合動詞を勉強する機会は少 \\ & 助的な役割を果た & & 誤判断問題。 & ない。使い方が分からない。 \\ & すCV、④V1もV & & アンケート & 5)正しい複合動詞と正しくない複合動 \\ & 2も具体的な意味 & & & 詞の区別ができない。 \\ & を示さないCV & & & \\\hline \end{longtable} }
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