Re: BCSJ論文賞とXyMTeX

名前: 藤田
日時: 2008-03-31 09:24:43
IPアドレス: 61.210.121.*

>>51196 藤田@湘南情報数理化学研究所です。 確かに、MS-WordとTeXの互換性をいうのは筋違いですね。 化学者のほとんどは、MS-WordとChemDraw(構造式描画)を組み合わて 使っていて、この講演要旨を読む限り、日本化学会は、この方式を 追認しているということです。この組み合わせが、日本の化学の分野で 事実上の標準となる傾向が加速されそうです。 一方、アメリカ化学会は、TeX/LaTeXによるオンライン投稿のシステムを 作っていて、実際に運用しています。このことは、 「化学構造式をXyMTeXで描く(PDF)」(ホームページから入手できます) で実例をあげて説明しています。個人的には、この程度のことは、日本化学会で もサポートしてほしいと思っています(現在の対応は、オフラインで の例外処理)。 しかし、現実には日本化学会が公式にサポートしない可能性が大きいので、 覚悟を決めて、LaTeX2eからNLMDTDに変換するフィルタープログラム を作成しようかともおもっています。この場合は、著者の側でLaTeX2e のマクロを野放図に作ることを制限するという条件が必要です。 あるいは、LaTeX2eからMS-Wordに変換して対処する道もありますが、 いかにも馬鹿馬鹿しいと感じています。

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