名前: 北見 けん 日時: 2007-11-05 19:15:17 IPアドレス: 211.128.71.*
>>50093 > これで1歩TeXnicianに近づくことができます. とのことなので、テクニックをご紹介。 今回は、 設定したはずの \abovedisplayskip などがどこかで再設定されてしまうのですから、 設定した後のところに、例えば次のような二行を入れておくと、 再設定しようとしたところでエラーが出るはずですから、 どこで再設定されるのか分かります。 (\error というマクロはどこでも定義されていないものなので、 使われたところでエラーが生じるわけです。) \errorcontextlines=10 \let\abovedisplayskip\error この二行を忍ばせて処理した結果は、次のようになりますから、 \document というマクロから \normalsize が呼び出されて、 その中で再設定されているのが分かるわけです。 ./test.tex:12: Undefined control sequence. \normalsize ...alsize \@xpt {15}\abovedisplayskip 10\p@ \@plus 2\p@ \@minus ... \document ...et \glb@currsize \@empty \normalsize \everypar {}\ifx \normalsf... l.12 \begin{document} と、こんな具合に TeX 独特のデバッグ手法が他にもいろいろあると思います。 皆さんにも、折に触れてご紹介願えればと思います。
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