名前: ZR 日時: 2007-08-23 17:53:04 IPアドレス: 59.140.98.*
>>49189 >外部テーブルやフィルターの方式を推奨されている理由も分かりました。 TeX 本体の実装からは外した方が、「設計的にも柔軟性があり綺麗である」と いうこともあります。例えば本家の TeX では、あらゆる 7/8-bit 符号系に 対応させる必要があったので TeX character translator (TCX) や encTeX が用 意されました。Omega には I/O translation process があります。 >> 私は pTeX と upTeX が並走することを想定しています。 >私もそう想定しています。が、想定が少し違っているかもしれません。 >現在の状況を簡単に言うと、 >(1) ASCIIのオリジナルのpTeX >(2) pTeX + 土村さんのptexenc(UTF-8サポート付) >(3a) uptex --kanji-internal=euc, uptex --kanji-internal=sjis >(3b) uptex --kanji-internal=uptex (内部Unicode版) (2) が (1) に併合されるか、その上で (1)(2) が (3a) に置き換わるかどうか は upTeX の開発方針には影響しない違いでしょう。結局、本質的に pTeX で ある (1)(2)(3a) と本質で気に upTeX である (3b) の併存となるでしょう。 他の可能性もありますが、この状態を想定していれば、他の推移にも対応できる と思います。 >スタイルファイル、マクロ類での推奨の文字コードは >pTeX用, (1)(2)(3a) JIS X 0208の範囲 ISO-2022-JP >upTeX用, (3b) Unicodeの範囲 UTF-8 >pTeX/upTeX兼用 JIS X 0208の範囲 ISO-2022-JP >となると思います。 私も同感です。pTeX と upTeX に同じ機能を提供するマクロパッケージを制作 する時に、制作者は可能ならば兼用にしたいと考えるでしょう。 >もう私はTeX系のソフトで文章を書く機会が激減しているんじゃないかと思います。 「TeX 系がいつ廃れるか」については私は皆目予測がつきません。「現時点で 絶滅しているはずだ」というのが最も自然な予測という気がします…。 >>「\jis なんかを廃止までせずとも、 >> 機能は残すが、細かな文字表の違いまでの動作保証はしない」 >つまるところ、このあたりが許容出来るか出来ないかの差だと思いました。 >JIS → Unicode のばらつきの矯正機能を書いてみたら >巨大なテーブルも不要で、追加テーブルさえ不要で、 >ptexencへの追加数行で済みました。 >次のupTeXに入れてみようと思います。 土村さんの考えを聞いて考えなおしてみたら、>>49122 の対処が最善であると いう気がしてきました。CID 値を直接扱うのは、事態を複雑にするし、また ujis が必ずしも CID アクセスのフォントで実現されるとは限らない(ソフトに よっては CID を扱えない)ので不適切でした。 ところで、 <upTeX v0.11 の 00readme.txt;抜粋> > この upTeX, upLaTeX は、実用化を目指しているものの、 > 実験目的の比重がまだまだ強く、バグの危険もある。 > 以下のソフトは、従来の ptetex 内のものを機能追加しつつ上書きする。 > ptexenc, pdvitype, pltotf, tftopl, jbibtex, jmpost, > ovp2ovf, makejvf, xdvi, dvips, dvipdfmx, jsclasses > 上位互換となるよう心がけているが、 > 従来と同様の処理をした場合でも不審な動作をする可能性もある。 > 安定性を求める場合には、 > 本パッケージのテスト環境と実用の環境を分離することを推奨する。 かなり実用的に upTeX を使う方も現れ始めているので、上書きについては再考 した方がいいのかも。たとえ 100% 下位互換を確信したとして、それでも名前 は変えた方が無難なような気がします。
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