名前: ttk 日時: 2007-08-19 00:00:03 IPアドレス: 61.210.211.*
>>49127 > 私としては、mho だの「平行」だの「射影的関係」といった数学・工学記号も >「和文扱い」すべきでないと考えています。 ここは意見が分かれるところかもしれません。 例えば「±」はJIS X 0208の中にあり、全角、和文扱いで既に使えるようになっていて、 現に使っていた人もいる中で、 上下逆のマイナスプラス(JIS X 0213で追加、1-3-59)は、 「全角、和文扱いすべきでない」、といってしまうと一貫性がなくなります。 # まあ、AJ1-6に含まれるJIS X 0213追加数学記号も、 # ほぼ全て全角が(プロポーショナルとともに)揃っているのにもかかわらず # 一部だけ全角が欠けているところに、一貫性が感じられないのですが。 > (H や UniJIS-UTF16-H の変換自体が将来に変更されない限り) Hはおそらくobsoleteで変更はなく、 UniJIS-UTF16-H はおそらく追加はあっても変更はないでしょう。 ただし、将来、UniJIS-UTF16-HがUniJIS-UCS2-Hのように メンテナンス打ち切りでobsolete扱いになり 標準のCMapがUniJIS-UTF16-Hでなくなる可能性は大いにあるでしょう。 > Unicode と CID の対応の混乱に関わりたくないのなら、1 つ独自の対応表 > を決めてそれで一貫すればよい。ujis は ujis であって、他に合わせる > 必要はない。 この点は同意します。 どうやって一つの独自の対応表を決めるのか、 誰がどうやってメンテナンスするのか、というところが問題です。 # upTeX自体にも似たようなことが言えますが また、ujisが孤高を貫けるのか、という問題もあります。 JISの改正のたびのゴタゴタやUnicodeの統合漢字の迷走ぶりなどなどを見ても、 世間の標準というものはうつろうものだし、 CIDのような精度が細かすぎるのを(upTeXやujisの)標準にしてしまうことは 必ずしも得策でないと思うのです。 ただ、CMapでやるのは、CMapの目的からして整合性があるように思います。 (特に単純なUnicode→CID対応の指定だけで済む場合) 例えば UniJIS-UTF16-UPTEX0-H のようなものを作成する、 という方法は有力だと思っていました。 うつろいゆく標準に合わせ、新しいCMapを作っていけばいい(←Adobeの態度もそう) わけですから。 # もっとも、誰がどう作成し、メンテするのかという問題は同じです。 このケースでは、そういう独自作成の CMap を受け入れてもらえるものなのだろうか? という心配をしています。 > JIS からの変換で現れうる Unicode 文字で AJ1 に適切なグリフがない場合 これって、>>49109 でいうところの「対応なし」ですよね? JIS からの変換として、実装されている事例を見かけないかごく稀(超旧いMacのJIS1-1-36→U+22FFのみ)なことですし、 無視してしまえばよろしいのではないかと思います。 あと、vfでCIDに対応させる手法の場合には、 xdvi-jpatchでフリーのUnicodeフォントを代用させる手が通用しない、文字検索ができない、 などの不便を被るのではないのか、 似たような事例は他のdviwareでもおこるのではないのだろうかという懸念をしています。 dvipdfmxとdvipsだけよければいいというものでもないでしょう。
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