名前: 竹の 日時: 2007-08-06 13:18:26 IPアドレス: 202.243.120.*
>>48958 個人的な意見ですが、 > 書物としての専門書の販売と、ソースファイル > (今より読みやすくしてほしい) > としての電子データの販売が行われればいいのではないでしょうか。 TeX の数式の命令は、基本的に「数式をきれいに見せるもの」なので、テキス トデータである TeX のソースが提供されても、必ずしも視覚障害者にわかり やすいものになるとは限らないと思います。 「視覚障害者にわかりやすいもの」にするためには、まず「視覚障害者がどの ように数式を学び、どのように認識しているのか」という情報が必要だろうと 思いますし、その上で、そのような認識の仕方に合うような数式の提示の仕方、 というのを考える必要があるんじゃないかなと思っています。 最後のものは、もちろん、dviware の一つとしてそれができればいいのでしょ うが、元々 TeX は視覚的な配置を意識してますので、すべてのソースに対応 するのは多分難しいでしょう。だから、latex2html でもそうですが、視覚障 害者に配慮するためには、多分ソースを書くときにそのような配慮を行う必要 が出て来るんじゃないかと思います。 逆に、視覚障害者が数式を表現するために TeX を使う場合も、その数式ので きあがりを確認するためには、弱視の方はともかく、全盲の方は現在の dviware では本人による確認ができません。本人が確認するためには、視覚障害者の方 の数式の認識の仕方に応じた確認の方法が必要になるんでしょうが、それは多 分 TeX との中継ぎをするもの、そしてそれと TeX との相互変換のようなもの が必要になるような気がします。 結局、視覚障害者が参加したプロジェクト、あるいはその方面の専門家が行う プロジェクトが必要になるんではないかと思っています。 # 卒研ネタにはいいかな...
この書き込みへの返事: