名前: ZR 日時: 2007-04-22 16:26:46 IPアドレス: 59.140.98.*
>>47702 >曖昧な書き方をしてしまい,申し訳ありませんでした。 >実は,Win32TeX では TeX + babel + cm-super + T2A の組み合わせ >でも(同じソースファイルで)不具合が出ませんでしたので, >UNIX 系の同様な環境で追試してくださる方への情報提供という意味で >報告させていただきました。私自身は,原因特定できませんでした。 そちらの UNIX 環境(upTeX で症状が出たもの)での欧文 LaTeX での 結果が気になるところですね。 もし、欧文 LaTeX で出ないとすると、原因は - upTeX - dvipdfmx の改造 ということになるのでしょうか。あと、症状が出るかどうかは - PDF ビューアの種類 にも依存すると思われます。 # こちらで、Cygwin の uptex/dvipdfmx → Windows の Adobe Reader 8 で # 試したところではこの症状は出ませんでした。 # 環境: Cygwin 1.5.24-2, upTeX u0.05 # (cm-super は最新(v0.3.3[2002/03/25])) dvipdfmx で "-z 0" (無圧縮) を指定して中身を覗いてみてもいいかも 知れません。 fi 等の f-リガチャは(AGN の /fi 等を介して) PDF では U+FB00〜FB04 の 符号位置で表わされているように見えます。ということは、これらを "fi" 等の文字列に変換するのは PDF ビューアの仕事なのでしょうかね。 >cm-super は確かに obsolete になっていくと思いますが (^^; >TeX-Gyre が(ラテン字・キリル字・ギリシア字等々を包括するという >理想的な形で)完成するまでは,ラテン字・キリル字を Type1 で >(i.e. きれいな PDF で)実現してくれている有難いフォントパッケージ >でもあります。 EC/LH との完全互換を要しないなら、cm-lgc パッケージもあります。 - cm-super 同様、CM 系のフォント(EC/LH/CB)のトレースに基づく。 - 10pt のみで使う(optical scale でない)ので容量が小さい(6MB)。 - 従って、cmr ファミリの代用にはならない(fcm/fcs/fct ファミリ)。 - OT1/T1/LY1/OT2/T2A/T2B/T2C/LGR エンコーディングに完全対応。 という特徴があります。 このうち cm-super より優れている点と思われるのは、「容量を食わない」 ことと「OT2 が使える」ことです。しかし前者については最近では数十 MB 程度の大きさは全く問題にならなくなったこと、後者については LH キリル T2D/OT2 Type1 フォント集 が現れたことで、今では存在価値がなくなってしまいました。 # 私自身、cm-super でなく cm-lgc を使っています。その際に、ラテン文字は # LM フォント(lmr 等)、ギリシア文字は CB Type1 (cmr 等) の方が品質が # よいので、キリル文字だけ fcm を用い、これらを >>32801 類似 # の方法で 1 つのファミリに統合して扱っています。
この書き込みへの返事: