Re: pTeXの内部Unicode化実験

名前: 栗山雅俊
日時: 2007-04-11 02:03:25
IPアドレス: 220.156.83.*

>>47603 ttkさん,こんばんは。 uptex-0.05(前回は0.04),インストールしてみました。 ptetex3のmakeは問題なかったのですが,サンプルを処理 した時に, -------------------------------------------------- $ make uplatex misc-check-utf8 This is upTeX, Version 3.141592-p3.1.10-u0.05 (utf8.uptex) (Web2C 7.5.4) (./misc-check-utf8.tex pLaTeX2e <2006/01/04>+0 (based on LaTeX2e <2003/12/01> patch level 0) (/usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex/base/ujarticle.cls Document Class: ujarticle 2002/04/09 v1.4 Standard pLaTeX class (/usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex/base/jsize10.clo)) (./misc-check-utf8.aux) [1] αβγδεζηθικαβγδεζηθικαβγδεζηθικαβγδεζηθι καβγδεζηθικ 一二三四五六七八九〇 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六 七八九〇 a一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六 七八九〇 ab一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五 六七八九〇 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六 七八九〇 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六 七八九〇一二三四五六七八九〇 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六 七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二 三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇 a ab abc [2] (./misc-check-utf8.aux) ) Output written on misc-check-utf8.dvi (2 pages, 4264 bytes). Transcript written on misc-check-utf8.log. perl check_enc.pl utf8 misc-check-utf8.log misc-check-utf8.aux file:misc-check-utf8.log does not seem encoded by UTF-8 make: *** [misc] エラー 9 -------------------------------------------------- という感じでエラーになりました。 # 前回は問題なかったのですが,なぜでしょう? もう少し調べてみます。 > 「\kcatcode の切り替えにより、 > UnicodeのBlock毎に和文/欧文の選択が可能」というのが、 > 唯一にして最大の目玉です。 欧文と和文が並行に処理できるようになれば,多言語処理が 飛躍的に容易になるのではと期待しています。 欧文は「素のTeX」で必要充分だと思います。 # それ以上出来ても困るかも...^^; アジア圏で,pTeX-Unicode-CJKが繋がれば,夢の「多言語処理」 にかなり近づきそうです。欧文は本家TUGで何とかしてもらわな ければどうしようもないのですが,欧文側の仕様変更でpTeXの 対応も変わってくる場合もあるのでしょうか。 あとはアラビア,ヘブライ,デーヴァナーガリーなどを始めと する非欧文・非CJK言語ですが,こちらも含めると気長な話に なりそうですね。 ### Unicodeはずいぶん一般的になってきたという話もありますが, Mac使い,Windows使いの友人などに聞いてみると,TeXに限らず Unicodeをデフォルトで(意識せずに)使えるようになるには もう少し時間がかかるのではないかという印象を持ちます。 TeXに関しても,とりあえずラテン文字が(フォントの種類に 関わらず)不自由なく使えるようになるだけで2008年末という 「目標」なので,pTeXの内部Unicode化は迅い部類の対応と いうことになるでしょうか。

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