Re: Babel:バルト三カ国語/Romanian

名前: ZR
日時: 2007-02-12 22:55:44
IPアドレス: 59.140.98.*

>>46941 >Romanian の続きです。 >CSLaTeX に含まれる IL2enc.def と IL2cmr.fd を下記に載せるとおり修正します。 そもそも「ルーマニア語のために CSLaTeX (チェコ語/スロバキア語) を用意 する」のは変な話で、ルーマニア語で必要なのは、適切に記述された il2enc.def と il2xxx.fd (と xxx のフォント)だけのはずです。 >1) 改変したファイルの名称 IL2enc.def がオリジナルままというのはルール違反である。 「改変」するのでなく「最初から」il2enc.def を作成すると考えると「ルール 違反」にはなりませんが…。また上の理由からそちらの行動の方が自然です。 ただ、「改変」でなくても同名のファイルを作らないというのが TeX のルール と考えるべきかも知れません。とにかく、同名のファイルのせいで問題が起こり えることは確かです(この前の l7x-lmr10.tfm のように)。 私なら、il2enc.def の内容を .sty ファイル(例えば ro-il2.sty と名付ける) に書いて、 \usepackage[IL2,...]{fontenc} の代わりに、 \usepackage{ro-il2} で読み込んでもらう仕様にする、として逃げますが…。 エンコーディング名を変えるかというのは、結局、CS フォント(csr10 とか)と LM フォント(cs-lmr10 とか)のエンコーディングのどちらを "IL2" と呼ぶかと いう認識の問題だと思います。チェコ語/スロバキア語は T1 エンコーディング で十分なので、T1 のフォントが一般的になった今では CS フォントはもう使わ れていないような気もしますが…。 補足: - 今のところ、Babel はエンコーディングに関しては、各言語(.ldf)ごとに 個別に対応することになっているので、上の方法でそのまま Babel に対応 することもできる。 - .def や .fd の名前は小文字で書く(IL2enc でなく il2enc)のが本来の形。 LaTeX の中ではどちらの名前でも有効。ただし「大文字と小文字で分ける」 のは上手くいかないはず。(例えば Windows で ls-R の有無で挙動が変わる といった問題が起こりうる。) - il2lmr,fd は v1.010 以降の lm パッケージに入っている。 >2) IL2 エンコーディングはチェコ語・スロバキア語・ポーランド語にも対応しているが, > ここに含まれないグリフを,他のエンコーディングから持ってきて使用したい。 これはどういう状況でしょうか。単に他のエンコーディングのグリフを使いたい というだけなら rom\^an\u{a} {\fontencoding{T1}\selectfont fran\c{c}ais} と直接に切替コマンドを書くので十分では。もし Babel で romanian は IL2 を 使うと指定されている状況なら、 rom\^an\u{a} \textlatin{fran\c{c}ais} あるいはハイフネーションも考慮して rom\^an\u{a} \foreignlanguage{french}{fran\c{c}ais} 等とするでしょう。

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