名前: Bb 日時: 2007-01-27 10:50:49 IPアドレス: 59.146.114.*
>>46674 商業出版物の場合， このようなケースで括弧の大きさを揃えることはありません． なんらかの意図で執筆者が「括弧の大きさを揃えろ」と指示しても編集者が異を唱えるでしょう． 執筆者が出版常識を知らないのです． 今回のケースでは左の行列が不細工です． 括弧内の式の大きさが異なるケースは，大学の教科書ではそれほどおきませんが， 大学受験の場合には頻繁におきますが，その場合にはTeXや組版機に任せるのが普通です． TeXの例では旺文社刊「大学入試問題正解2007年受験用」185ページ右段中央にあります． 組版機の例では受験雑誌「大学への数学」2006年10月号55ページ右段1行目にあります． 元々行列ではサイズの違う計算が現れます． 3行2列掛ける2行3列では括弧の大きさが違って当然ですし，その方が教育的でもあります． 今回の件ではトレーニングとして個人的な論文などで行うのはかまいませんが， もし外部の編集者，あるいは数学に秀でている印刷会社の人が見る場合には 「こいつ常識を知らないな」と思われるので，基本的にはソフトに任せるほうがよろしいです．
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