名前: 永田善久 日時: 2006-08-12 12:58:47 IPアドレス: 218.185.131.*
>>44270 本田さんが作成してくださった s-yfonts には本当にお世話になっています。 # 私は,是非他の方々にもお使いいただければ,との思いで # この便利なパッケージを拙Webに置かせていただいているに過ぎ # ません (^^; そもそも(METAFONT ベースの)ドイツ活字体を作ってくれた Yannis Haralambous が (丸い s と長い s との使い分けのあるテクスト内において)通常の「丸い s」用の マークアップとして s: を導入して以来,このマークアップ法は oldgerm (Frank Mittelbach 作) でも yfonts (Walter Schmidt 作) でも --- 原作者に敬意を表してのことでしょうか --- そのまま踏襲されてきました。 ただ,「リガチャ」の仕組みを柔軟かつ広義に応用すれば Haralambous のやり方とは異 なったアプローチ法もあるのだ,ということを本田さんは『LaTeX2e マクロ・クラスプ ログラミング基礎解説』(本田・吉永著/技術評論社)pp.203--269 の中で具体的かつ丁 寧に示してくださいました。 また LaTeX におけるフォントの取り扱い全般に関しては『LaTeX2e マクロ・クラスプロ グラミング実践解説』(吉永著/技術評論社)pp.1--76 が何といっても網羅的で,この 書物からも教えていただくことばかりです。 約物のリガチャに (LIG/ を用いる稲垣さんの方法は実にスマートで,現在では主にこの 方式が用いられているようですね。 # 私の知る限りでは,例えば,blacklettert1 (Torsten Bronger 作) が稲垣さん方式。 # しかし DayRoman (Walter Schmidt 作) のような,あくまで Haralambous # マークアップに忠実たらんとするパッケージも存在するので, # 私は s-dayroman を自作して使っています (^^;
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