Re: enumerate環境で

名前: 本田
日時: 2006-08-05 09:55:54
IPアドレス: 222.158.121.*

>>44158 list環境の左右のマージンは \rightmarginと\leftmarginによって定められる \linewidthと\@totalleftmarginによって list環境の開始時に \parshape \@ne \@totalleftmargin \linewidth によって決定されます. したがって,環境内でマージンを変えようとすると どこかのタイミング(今回は\item の実行の直前)で このパラメータをいじればいいのでしょうね. たぶん,汎用的ではないですがこんな感じでどうでしょう 長い文章と段落変更のケースもいれてみました \documentclass[12pt,b5paper]{jsarticle} %\usepackage{amsmath} %\usepackage{amssymb} \renewcommand{\labelenumi}{\fbox{\theenumi}} \renewcommand{\labelenumii}{(\arabic{enumii})} \makeatletter \let\org@enumerate\enumerate \def\enumerate{% \org@enumerate \ifnum\@enumdepth=\tw@ \let\org@item\item \def\item{% \ifnum\c@enumii=\@ne \par \vskip-\parsep \advance\@totalleftmargin-\labelsep \advance\@totalleftmargin-\labelwidth \advance\linewidth\labelsep \advance\linewidth\labelwidth \parshape \@ne \@totalleftmargin \linewidth \fi \org@item }% \fi }% \makeatother \pagestyle{empty} \begin{document} \begin{enumerate} \item \begin{enumerate} \item 背理法が何かを説明せよ. \item $\sqrt{2}$が無理数であることを示せ. \end{enumerate} \vspace{1.5truecm} \item \begin{enumerate} \item 命題A,Bに対して,「AならばB」であることと 「(Aではない)またはB」ではないことが同値であることを利用し, 「(Aではない)またはB」の否定,すなわち「Aかつ(Bではない)」が 偽であることを証明することによって,もとの「AならばB」を示す証明法. \item $\sqrt{2}$が有理数,すなわち,互いに素な自然数$p$,$q$を用いて $\sqrt{2}=p/q$と表せると仮定する. このとき,$p^2=2q^2$となるので,$p^2$は偶数である. したがって,$p$そのものも偶数であるので,$p^2$は4の倍数である. そこで,$p^2=4k$($k$は自然数)と表すと, $4k=2q^2$となり,今度は$q^2$が偶数となり,よって$q$も偶数である. つまり,$p$,$q$は偶数となり,互いに素であるという仮定に反する. よって,$\sqrt{2}$は無理数. なお,ほぼ同様にして素因数分解の結果, すべての指数が奇数であるような自然数の平方根が無理数であることも 示すことができる. \end{enumerate} \end{enumerate} \end{document}

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