組版結果が環境依存？

名前: 土村
日時: 2006-07-12 21:16:05
IPアドレス: 133.11.136.*

以下のソースを platex で処理すると、
環境によって結果が変わるとの相談を受けました。
手元では Vine3.1 (i386), FC5 (i386) が OK で、
SUSE10.1 (x86-64), RHEL4(x86-64), Solaris 9 (sparc) なんかが NG です。
どれも ptetex3 の最新版です。

\documentclass{jarticle}
\begin{document}
\footnote{・}       % コメントにすると正常
\footnote{あぁあ}   % 下との比較用
\footnote{$あぁあ$} % 「あ」と「ぁ」があき過ぎることがある
\end{document}

調べたところ、ptex 内部で初期化されてない変数を
使っていることがわかりました。
修正するパッチを作ってみましたが、意味を理解できずにいますので、
間違っているかもしれません。

直前で代入した rr を使わずに、初期化されていない r を使うのは
不自然だと思って r を rr にしたのですが、どうでしょうか。
それなりに正しく動いてはいるようです。

--- ptex-src-3.1.10/ptex-base.ch~       2006-06-07 12:12:57.000000000 +0900
+++ ptex-src-3.1.10/ptex-base.ch        2006-07-12 19:30:50.000000000 +0900
@@ -3890,7 +3890,7 @@
          if op_byte(cur_i)<kern_flag then
            begin gp:=font_glue[cur_f]; rr:=rem_byte(cur_i);
            if gp<>null then begin
-             while((type(gp)<>r)and(link(gp)<>null)) do begin gp:=link(gp);
+             while((type(gp)<>rr)and(link(gp)<>null)) do begin gp:=link(gp);
                end;
              gq:=glue_ptr(gp);
              end

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