名前: 大友 日時: 2006-01-04 16:22:07 IPアドレス: 130.34.177.*
安田さん、こんにちは。 >>40160 メールでもお伝えしましたが、UTF82TeXがさらにすばらしいスクリプトになってますね。 CJK(CJK間での漢字の使い分け含む)やタイ語までサポートされたのはうれしい限りです。 ようやくWindowsでの動作確認を終えました。ただ、実際に動かすにはUnixの場合に加え、さらに一工夫する必要があ ります。 まず、安田さんのところより、「TeX 関連ツール Utf82TeX, Emacs-im (2005.12.28)」 をダウンロードし、解凍します。 解凍すると、utf82texというファイルがあります。これがスクリプト本体です。この一行 目のPerlのパスを適切に編集(私は #!/Perl/bin/perl -w に変更)し、utf82texをC:\usr\local\binなどpTeXの実行ファイルのある場所にコピーし ます。同じ場所にperlexec.exeというファイルがありますので、これをutf82tex.exeという 名前でコピーします。 次に、configフォルダの中のutf82texrc、contribフォルダそのもの、tablesフォルダの中の *-tblをすべてC:\usr\local\etc\utf82texフォルダ(ない場合は作る)にコピーします。 上以外の場所にコピーしたい場合は環境変数UTF82TEXRCにその場所へのパスを設定する必 要があります。 タイ語をお使いの場合は、pTeXと多言語処理を参考にSWATHとlibiconv for Windowsを C:\usr\local\binにコピーするようにします。(utf82texからSWATHおよびiconvが呼び出されるからです。) (libiconv for Windowsについての記述を新たに加えました。) utf82texrcのPATHは特に/usr/local/binからC:\\usr\\local\\binのように変更する必要は ないようです。ただ、SWATHのオプションの部分は変更する必要があるかもしれません。私はSWATHで $SWOPT = "-f latex -d C:\\usr\\local\\bin\\data"; のように変更しました。 utf82tex本体も変更する必要があります。Windowsではファイルの実行権限というものが存在しない 場合がありますので、このままでは動きません。 # iconv, swath 実行可能チェック if ($opts{'t'}) { unless (-x $ICONV && -x $SWATH) { die "Swath or Iconv not executable.\n"; } else { $ICONV .= " " . $ICOPT; $SWATH .= " " . $SWOPT; } } を # iconv, swath 実行可能チェック if ($opts{'t'}) { # unless (-x $ICONV && -x $SWATH) { # die "Swath or Iconv not executable.\n"; # } else { $ICONV .= " " . $ICOPT; $SWATH .= " " . $SWOPT; # } } のように、実行権限の確認を行わないように変更しておきます。 あとは、ここの「適用例」にあるサンプルのように、多言語混在文書 を記述します。タイ語が含まれる場合、utf82texは*他の言語をASCII文字に変換して*から、TIS 620に iconvで変換し、SWATHで単語分割して7bit化します。したがって、タイ語と他の言語が そのまま混在していてもOKです。韓国語と中国語はタグによって処理を分ける独自の方式 をとります。したがって、OTFCJKをインストールする必要もおそらくありません。タグは %でコメントアウトしておくことで、TeXには無視させられます。 では、実際に変換してみましょう。入力ファイルがin.tex、出力ファイルがout.texの場合、 utf82tex -t -x <in.tex >out.tex で変換できます。あとは普段どおりplatex→dvipdfmxです。
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