Re: 数式のフォントサイズの変更

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日時: 2005-10-28 21:18:50
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>>38911 \DeclareMathSizes,\defaultscriptratio,\defaultscriptscriptratio というものについて,調べてください. # cf. 『LaTeX2e 標準コマンド ポケットリファレンス』pp.318-319 # \DeclareMathSizes: 数式で用いる文字サイズを設定するマクロ. # \defaultscriptratio: (\DeclareMathSizes での設定がなされていない場合の) # 添字部分での文字サイズの地の文での文字サイズに対する比 # \defaultscriptscriptratio: (\DeclareMathSizes での設定がなされていない # 場合の)添字の中の添字の部分での文字サイズの地の文での # 文字サイズに対する比 [蛇足 1] A_{\scriptscriptstyle B} のようなマネをする人をたまに見かけますが, “添字部分の文字サイズ”というものも文書全体のデザインの一部として 規定されることですから,原稿においてはそのような(故意にデザインを 狂わせる)細工は行わないでください. # あげくの果てに,A_{l{\scriptscriptstyle B}} のごとく,“大文字だけに” # 細工をして A_{l_B} との見分けがつきにくくなっているような原稿に # お目にかかったことすらあります. 本当に添字での文字サイズを変更する必要があるのであれば, 上記の \DeclareMathSizes などを用いてカスタマイズしてください. # ただし,“出版用”原稿に対してはそのような細工をしても無駄です. # そのような *体裁に関わる* 細工は(原則として)組版時に # 外されます(念のため). [蛇足 2] (デフォルトの設定においても)A_B の B の大きさは, 単に B と書いたときの(非添字部分での)大きさに比べ充分に小さいので, さらに小さくする必要性(あるいは必然性)は本来はありません (いつも指摘することですが,“添字の中の添字”が現れてもよいような 設定にする必要があるのです).

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