Re: LaTeX2e美文書作成入門と全く同じ目次

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日時: 2005-10-12 20:43:03
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>>38527 目次の体裁のカスタマイズに関しては, 然るべき解説書できちんと学ぶのが結局は近道です. # カスタマイズ結果のみを提示する,というのは“過保護”かつ # “過剰サービス”ですので,ここでは具体的なコードを挙げるのではなく # カスタマイズの際に手を加えることになる箇所のみ挙げます. (1) 目次の見出し部の体裁に関して: “書籍用”クラスファイルでは通常,\tableofcontents の見出し部分は \chapter* によって出力されます. ここで,目次部の見出しの体裁も本文での \chapter* での見出しの体裁と 同じでよければ,\chapter* 自身(実際には,その処理の中で見出しの 出力を担当する \@makeschapterhead)を再定義するとよいでしょう. 一方,目次部の見出しの体裁が本文での \chapter* での見出しの体裁と 異なるものである場合には,\tableofcontents の定義のほうでは \chapter* を用いず,見出し部を直接記述すればよいわけです. # \chapter(*) の見出しのカスタマイズに関しては, # 『LaTeX2e 標準コマンド ポケットリファレンス』 # (以下,『リファレンス』と略)pp.33-34,pp.84-85 を参照してください. # 一方,“罫線による装飾”に関しては… \vrule を位置・サイズ・色を # あわせて並べればよいのですが,とりあえず latex.ltx における \fbox の # 定義あたりが参考になるでしょう. (2) ヘッダ・フッタの体裁に関して: ヘッダ・フッタの体裁は“ページスタイル”で規定されます. # ページスタイルのカスタマイズに関しては,『リファレンス』の pp.439-442 を # 参照してください(この掲示板の過去ログを検索しても解説が見つかります). # 『[改訂第 3 版]LaTeX2e 美文書作成入門』の目次部分の # ヘッダ・フッタの体裁,というのはフッタにノンブル(\thepage)と # 色付きの罫線が並んでいるだけですね. (3) 個々の目次項目の体裁に関して: 例えば \chapter に対応する項目は toc ファイルの中では \contentsline{chapter}{\numberline{第1章}...}{1} # \contentsline{<区分>}{<見出し>}{<ページ>} といった形式で書き出されているので,この \contensline の処理 (実際には,そこから呼び出される \l@chapter など)を 変更すればよいわけです. # 既存のクラスファイルにおける \l@chapter/\l@section といったものの # 定義に手を加えて,書体・文字サイズ,左右の字下げ量,リーダーの有無と # いった点を変更すればよいのですが,詳しくは # 『リファレンス』pp.86-89 を参照してください. # なお,“段落の体裁に関するパラメータ”については # 『リファレンス』pp.62-68 を参照してください. # あれこれ書きましたが,実際に上記の各項目に手を入れてみると, # 見出し部の体裁以外の変更以外はさほど手間のかからない処理であることが # わかると思われます.また,見出し部をあの体裁(もどき)に # しようという話は,この掲示板でも過去に(具体的な定義例つきで) # 出てきました(必要があれば,そちらも参照してください). # ただ,jsbook.cls 使用時に“目次部分のみ余白部分をとらない”ような # ことをしようとするといささか手間がかかります(この場合に該当するの # でしたら,その旨を明示した上で再度質問なさるとよろしいでしょう).

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