名前: 稲垣 日時: 2005-09-27 14:44:01 IPアドレス: 219.126.168.*
>>38285 Thai Pen Stroke YKを用いたThaiTeX 構築 このような方法もあるだろう,という程度のものです。思い違い,実装不可能な内容もあるかと 思いますが,叩き台にでもなれば幸いです。 1 入力方法の定義 子音字+母音記号からなる個々の音節文字を入力するための入力(転写)方法を定義します。 発音の音素と文字のグリフは1対1ではありませんが,グリフと音素は1対1になります。 最大44 x 28 = 1232 でしょうか。声調記号も考慮するとそれ以上になりますが。 なお,文字と記号の入力順序を発音順にするか,表示順にするか,の問題がありますが, 最も一般的な入力順序に従うのがよいでしょう。 入力方法と実際グリフの関係を示す例として次のURLを参照願います。 タミル語 http://www2.tba.t-com.ne.jp/ing/ctan/tamilsmpl.pdf 2 vf フォントの作成 上記の音節文字を vf にマッピングします。thai01.vf thai02.vf …… となるでしょう。 サブフォントの利用も考えられます。 その際,各音節文字と子音字の後ろに“分綴可能な幅0のスペース”Zero Width Space を boundary charを用いて付け加えます。目的は,ハイフネーションに際して,最低限,音節で 切るためです。なお,子音字連続の場合は,最初の子音の後ろで,\noboundary あるいは 分綴不可のコマンドを挿入します。 (sty ファイルで1の音節を定義することもできそうです。タミル語ではそうなっています。) 3 sty の作成 1の入力方法と実際のグリフを関連付けます。vf が複数にわたるため,必要でしょう。 NFSS の定義,TeX で特殊な意味を持つ文字(^ % & $ など)の charcode の変更,その他 必要な処理を定義します。 4 問題点 冒頭でものべましたが,上記の考え方が根本的に間違っている可能性もあります。 可能性があるとして,最大の問題は,誰が実装するか,でしょうか。
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