Re: 数式環境中に文章を割り込ませる時に・・・

名前: 大熊 一弘
日時: 2001-11-17 20:55:33
IPアドレス: 211.121.213.*

>>3810 > \setlength{\abovedisplayskip}{0pt} > とした時と > \abovedisplayskip=0pt > では一体どんな違いがあるのでしょうか? LaTeX における \setlength の定義によれば (1)  \setlength{\abovedisplayskip}{0pt} は (2) \abovedisplayskip0pt と展開されます. また (3) \abovedisplayskip=0pt の`='はキップされますから,これは(2)と同じです. ということで(1)と(3)は同値ということになります. ただし,論理的には同値ですが,現実的には次の観点で 違いを申し立てる人もいるでしょう. (A) 処理時間 (B) 可読性 (A) 処理時間 (1)を(2)に展開するには,辞書引きの時間がかかります. (3)で`='をスキップするにも時間がかかるといえばかかります. とはいえ,この時間は TeX の処理時間の中で どの程度の比率を持つのかは不明です. (2)が最善かというと \ifdim\@tempdima<\@tempdimb\@tempdimc\@tempdia\@tempdima\@tempdimb\@tempdimb\@tempdimc\fi などという記述が何をしているかが一見明らかという人は多くないでしょう. すなわち (B) 可読性 (1), (2), (3) の中でどれが読む人に一番わかりやすいか, はたまた,マクロのメンテナンスにおいてどの形式が望ましいか. などということになると,個人差もあり, 人さまざまということではないでしょうか.

この書き込みへの返事:

お名前
題名 
メッセージ(タグは <a href="...">...</a> だけ使えます)