Re: Babelを使った最新版LaTeX2e、pLaTeX2eでの多言語環境構築(第3版-3)

名前: 栗山雅俊
日時: 2005-09-03 00:37:45
IPアドレス: 219.116.79.*

>>37742 安田さん、詳細な説明ありがとうございます。 理解するのに手間取ってしまい、コメントが遅れました。 > よって、ж(^^d6)を期待して zh で入力しても > (あくまで "z" と "h" ですから)文字コード25[0x19] > ではないので、登録パターンとマッチしないことに > なります。 > prezhde ではだめで、pre[0x19]de と入力しないと > このパターンは有効になりません。 OT2 というエンコーディングは latin 文字(ascii文字)環境 のみで使われるのかと思っていたのですが、ハイフネーション パターンは文字コードが直接指定される仕様になっている (つまり互換モードではない)ということは、直接入力モード も存在していたのでしょうか。 (suhyph.tex からの仕様を引きずっているのでしょうか) ロシア語には LCY というエンコーディングもあるようですが (ギリシャ語の LGR に相当する?)、このへんは難しいですね。 > (案1) > ruhyphal.tex perl 変換版のパターン > 中の 「^^d6」 を zh に対応した「^^da^^c8」に書き > 換えればよいということになります。 > ruhyphen7.tex では、アスキー変換を行うときに ж > (^^d6)を z8h または zh に置換することで、 > ハイフネーションパターンそのものに手を入れて > 案1と同様の対策をすでに行っていました。 そうしますと、やはり最初に戻って安田さんの ruhyphen7 を 使わせていただくのが、現在最良の方法のようですね。 # どうもオリジナルの OT2 には謎が多いようです。やはり # 仕様に矛盾があるのでしょうか。 > そもそも TeX 原稿において文字コード25なんかで > 入力するとは思えないのに、koi2ot2.tex において > どうしてこんな定義になっているのか、釈然としません。 これは私の最初の疑問と通じるでしょうか。AMS 上での使い方 が分かっていないせいかもしれませんが、何か特別の決まりが あったのでしょうか。 ----------- ロシア語についてのご教授ありがとうございます。 > 露和辞典に望ましいハイフネーション位置が記述され > ないのは原則が明確だからでしょうか? > ロシアで発行されている辞書にもありません。 古典ギリシャ語などはハイフネーションどころか本来は字間の スペースやアクセント表記すら存在しないので、分綴規則は あくまで後世の「つくりもの」です。 # 正直に申し上げると私も古典ギリシャ語の分綴規則をまじめに # 調べたことはありません(実例などで拾い上げているだけ)。 # 古典研究者なら誰でも使う LSJ という辞書がありますが、 # もちろんハイフネーションなど記されていません・・・。

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