名前: 安田 日時: 2005-08-05 01:16:39 IPアドレス: 218.225.247.*
>>37205 栗山さん、こんばんは。 本 Q&A の趣旨からいくぶんそれますが、スレッドの後始末と してフォローさせていただきます。 栗山さんのご提案を受け、再度私なりに見直しまして、繰返し 符号の変換仕様を以下のとおりで変換プログラムを修正/公開 しました。 原則として「くりかえし符号の使い方〔おどり字法〕(案)」 (文部省教科書局調査課国語調査室、1946年)の基準に沿う こととしました。すなわち、 - 繰返し符号「ゝゞヽヾ々」変換は同一語の範囲内とする - 語頭に濁音をもつ場合繰返し部は「ゝ」とする ぢぢ → ぢゝ しかし本法案はあまりにも曖昧で、語の境界を越えて適用して よい例を「次のごとき」などと基準を述べないで挙げており、 システマティックというにはほど遠いものです。 このためプログラムでは以下の基準で、語の範囲を越えて変換 する例外仕様としています。 ([助詞-格助詞] とは茶筌の解析用語です) - [動詞連用形]+「て」[助詞-接続助詞]:捨てて → 捨てゝ - [名詞(-地域)]+[名詞(-地域)]:多く「〜町町内」パターン → 〜町々内 - 〜と[助詞-格助詞](する) <「〜などと言う」の「と」[助詞-格助詞-引用] は変換 しない> - 〜ものの → とは言つたものゝ - 〜ででも → ことばでゝも - 〜の[助詞-連体化]+名詞:「おの(斧)の刃」パターン <「おのの壊れるのは悲しい」の最初の「の」 [助詞-格助詞] は変換しない> また同一語内でも片仮名のみからなる日本語として定着した 名詞(「ママ」など)と固有名詞は適用対象外としました。 とはいえ、もう少し谷崎や鴎外などの信頼できる大家の 事例を研究する必要があると思っています。 議論の余地が多分にあるとは思いますが、さしあたり 栗山さんのご指摘を反映したつもりです。 また何かありましたらよろしくお願いいたします。 ご自愛ください。
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