MonTeXの使い方(日本語横書き+モンゴル語)

名前: 栗山雅俊
日時: 2005-07-21 21:43:25
IPアドレス: 222.159.149.*

>>36965 すでに稲垣さんの『pTeX 3.1.4 と Babel 3.8』で紹介されて いますが、モンゴル語TeX(MonTeX)の使用法を簡単に紹介 いたします。 今回は日本語横書き+モンゴル語横書き(キリル文字)縦書き (モンゴル文字)併用環境についてです。 井上先生の LRtate.sty により TeX-XeT 環境なしに、pLaTeX でモンゴル語左縦書きが実現できます。 以下のサンプルで大体の使用法がわかると思います。 必要なものは MonTeX LRtate.sty dviwareとgsの組み合わせによってはうまく出力できない場合も あるようです。その場合は dvips(k) ないし dvipdfmx で変換 して下さい(ps2pdfではうまく行かないようです)。 Windows版 dviout + gs8.51 最新版では大丈夫のようです。 MonTeX付属のマニュアル(英語)をTeX処理する場合は eTeX 環境が必要です。Win版ないしteTeX-2以前の方は pdfelatex --output-format=dvi montex.tex などとして下さい。 不具合等ありましたらご報告いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。 以下サンプル -------------- %mon-5test.tex (rev.2) \documentclass{jsarticle} \usepackage[latin1]{mls} \usepackage{LRtate} \usepackage{japanese} %\date{2005年7月21日} \begin{document} %\tracingmacros=1 \section{デフォルトの言語環境を切り替える方法} \selectlanguage{english} 英語(latin-1)になります。\\ \selectlanguage{russian} \RussianToday\\\label{RussianToday}のようにロシア語になります。\\ \selectlanguage{xalx} \XalxToday\\\label{XalxToday}のようにモンゴル語(キリル文字)になります。\\ \selectlanguage{buryat} \BuryatToday\\\label{RussianToday}のようにブリヤート語になります。\\ \SetDocumentEncodingBicig munggul bicikのようにモンゴル語(モンゴル文字)になります。\\ \SetDocumentEncodingBithe manju bitheのように満洲語になります。\\ \selectlanguage{english} \section{ラテン文字やキリル文字環境でモンゴル文字を引用する場合} \noindent モンゴル語LR横書き単語引用は\bicig{munggul bicik}\\ 満洲語LR横書き単語引用は\bithe{manju bithe}\\ \noindent モンゴル語縦書き単語引用は\mobosoo{munggul bicik}\\ 満洲語縦書き単語引用は\mabosoo{manju bithe}\\ \newpage \noindent \texttt{bicigtext}を使ったモンゴル語縦書き短文引用は \begin{LRtatebox}[\baselineskip10pt]{7.5cm} \begin{bicigtext} 17..18 d'ugar zagun-u munggul-un neiigem, ulus tuiru, shasin-u uiiles-tu, \end{bicigtext} \end{LRtatebox} \noindent \texttt{bicigtext}を使ったモンゴル語縦書き長文引用は \begin{LRtatepar}{20zw} \begin{bicigtext} 17..18 d'ugar zagun-u munggul-un neiigem, ulus tuiru, shasin-u uiiles-tu, \end{bicigtext} \end{LRtatepar} \newpage \noindent \texttt{SetDocumentEncodingBicig}を使ったモンゴル語縦書き短文引用は \SetDocumentEncodingBicig \begin{LRtatebox}[\baselineskip10pt]{7.5cm} 17..18 d'ugar zagun-u munggul-un neiigem, ulus tuiru, shasin-u uiiles-tu, \end{LRtatebox} \selectlanguage{english} \noindent \texttt{SetDocumentEncodingBicig}を使ったモンゴル語縦書き長文引用は \SetDocumentEncodingBicig \begin{LRtatepar}{20zw} 17..18 d'ugar zagun-u munggul-un neiigem, ulus tuiru, shasin-u uiiles-tu, \end{LRtatepar} 以上でサンプルは終わりです。 \end{document}

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