名前: 本田 日時: 2005-07-06 09:16:43 IPアドレス: 219.118.112.*
>>36775 >dvioutの表示で\textbf{日本語}とやるとMS 明朝の太字ではなく >MS ゴシックの太字となってしまうのも謎です。 これは全然謎ではないです. そもそも和文の「ボールドフェイス」というものはありません もう一ついうと「MS明朝の太字」なんてものもなくって これは前に大友さんがおっしゃっている「ずらして重ねうち」しているだけです 本当に明朝の太いものが欲しければ, そういうフォント(*1)を買うなどするしかありません (*1)モリサワのフトミン,ヒラギノ明朝や平成明朝のW4とかW5あたりが ポピュラーでしょうか. #同様の誤解に「和文のイタリック」という意味不明の言葉もあります #「イタリック」というのが独自にデザインされた別個の書体で #単純に傾けた「斜体」とは違います. #「斜体」の方は「オブリーク」(Oblique)とか「スラント」(slant)と呼ばれます ##「斜体」が「単純」に傾けた「だけ」かというとそうとも ##言いきれないでしょうけど一般論程度としてはこれで言い過ぎではないでしょう pTeXでは,本来は\textgt(\gtfamily)で和文を ゴシックにする命令があり,\textbf(\bfseries)は別物なのですが それでは不便なので\textbfを和文に使うと\textgtに相当する 動きをする,すなわち「和文のボールフェイス」を 「和文のゴシック」にすると定めているだけです. ですので,その割り当てを変更すればよいだけですが 変更方法として (1)dviout(dviware)側で表示・印刷に使うフォントだけを取り替える (2)TeX側でそもそも違う書体にするようにマクロを書き換える という二種類があります ですので,冷静に切り分けて処理してください. (1)が出来てから(2)を行うとよいでしょう #「困難は分割せよ」なんて昔の偉い人も言ってますし.
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