Re: 日本語の細いゴシック体?

名前: 本田
日時: 2005-07-05 21:20:40
IPアドレス: 219.116.57.*

>>36753 #ちょっと長文です >鈴木さん 基本的にはフォントは (1)ちょっとでもデザインが違えばそれは別のフォント (2)日本語のフォントはその開発に莫大な費用がかかるので 印刷の品質に耐え(*1)かつフリーで通常使う範囲の文字(大雑把にいえば JIS第一・第二水準)がそろっているものはほぼ皆無(*2) (*1)「印刷に耐える」というのはきちんとした印刷会社に 依頼してフィルムやCTPなどで処理して問題がでないということを 意味しています.CIDやOTFであって モリサワや大日本スクリーンなどのレベルを想定しています (*2)もちろん(*1)までの品質やCID,OTFではなく, TTFで,普及版のプリンタででればよいというなら存在しているのは ご承知の通りです. #おまけ:TTFが劣っているとかそういう意味ではなく #印刷会社の仕組みにはMacが深く関わっており,TTFだと #印刷会社によっては対処できないケースがあるということです #最近の流れとして印刷業界にもWinが浸透してきていますので #今後どうなるかはたぶんに流動的です. (3)フォント周りはTeXの歴史的事情も絡んで 難解とはいいませんが,複雑です. TeXの「設定」だけでも (a)tfm, vfの準備 (b)マクロの準備 があって,さらに出力形態に応じて 使用するdviwareを選ぶ必要があるうえに 各dviwareに関してそれぞれ異なる設定が必要になります. TeXとdviwareの関係を理解するのがまず必要です #・・考えてみればTeXとdviwareは全く別物だと #明記している入門書はそんなにないのかも (4)出版社が関係すると仮定します. この場合が 著者が凝ったことをすればするほど費用がかさむ のが現実です.もちろん出版社が要求する事柄を 完全に実現でき,更に印刷機に載せられるデータを 著者が作成できる場合は別です. もっとも費用がかかりかつ印刷事故になりやすいのは ・著者が凝ったことをして ・出版社がそれに修正を要求し ・著者が修正に対処できず ・印刷会社が修正をする というケースです.この場合は 「データがあるんだからすぐ直せるでしょ」(*) という思い込みは完全に間違えでしょう. こういう場合は(*)のように誤解されているので 時間がない上に,著者のコードをすべて解読する必要があり, 本文中に「その場限りの対症療法」の修正があると もうすごいことになります .さん> 所用で不在だったもので いろいろ引用して頂きながら, 無反応で失礼しました. #今やっと追いつきました

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