名前: 永田善久 日時: 2005-06-11 14:55:35 IPアドレス: 218.185.131.*
# 2005.02.14. の「新着情報」(コメント/FrontPage)に出ましたので # 既にご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・ ちょっと前まで,Palladio フォントで \textsc 指定すると「似非」 のスモールキャップスが出力されていました(古典様式数字は出せ ませんでした)。 # 商用フォントの Palatino には「真正」の SmallCaps # と oldstyle figures がありましたが。 PSNFSS のヴァージョン9.2 からは,Palatino の SmallCaps と oldstyle figures を取り扱えるようになり,また,それに合わせてフリー の SC(=SmallCaps) フォントと OsF(=Old style Figures) フォント が作られたようです。 これらフリーの Palladio 用フォントは CTAN の fonts/fpl に あります。これで「本当」のスモールキャップス等を出せるように なります。 実際に使用するには,mathpazo パッケージのオプションで読み込みます。 \usepackage[sc]{mathpazo}% 本当の SmallCaps を出力 \usepackage[osf]{mathpazo}% 本当の SmallCaps と oldstyle figures を出力 % ただし,数式では通常の数字が出力される システムによっては,そのまえに,updmap.cfg ファイルに Map fpls.map を追記して,updmap してやる必要があるようです。
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