名前: 迫田誠治 日時: 2005-05-07 23:27:06 IPアドレス: 218.141.240.*
>>35736 すでに解決してしまったようですが、 ソースからのmakeに再度取り組まれるときのために、 Pantherな環境でやってみました。 少し長くなりますが、以下に土村さんのパッチ集を(標準のOS Xのような) md5sumなしの環境で利用する手順を示します。 ただし、X11やghostscriptなどの準備はできているものとします。 まず ptetex3-2005mmdd.tar.gz tetex-src-3.0.tar.gz tetex-texmf-3.0.tar.gz などを同じdirectoryに置き、ptetex3-2005mmdd.tar.gzを解凍します。 ptetex3-2005mmddというdirectory(現在はmmdd=0502です)の中に 1check-archive.sh 2extract-src.sh 3extract-texmf.sh 4make-install.sh 5macro.sh 6test.sh ChangeLog Makefile README README.solaris10 README.vine31 archive common.sh fontsearch.pl macro security texmf.md5sum.gz texsrc.md5sum.gz などのファイルやdirectoryが作成されます。この中で、 1から6の数字で始まり.shで終わる名前のファイルとcommon.shがshell scriptになっていて、 Makefile中のターゲットに応じて実行されるようになっています。 1check-archive.shは用意されたsource archiveが壊れていないかをcheckするのですが、 その心配がなければスキップしてもかまわないでしょう。 今回のようにmd5sumがなくて実行できない場合には、 md5sumを利用できるようにするか、スキップする他ないでしょう。 そこで、Makefileを書き換えて、ターゲットのallおよびxからstage1を消してしまいます。 (実際の作業はcd ptetex3-2005mmddした後、vi Makefileなどとして all: stage1 stage2 stage3 stage4 stage5 x: stage1 stage2 stage3 の2行が all: stage2 stage3 stage4 stage5 x: stage2 stage3 となるように編集してください。) 続いて2extract-src.shおよび3extract-texmf.shの2つのスクリプトの末尾を編集して ## ckeckに続く部分(8行)を最後までcomment outします。 これでmakeを実行すると/usr/local以下にインストールが実行されますので、 必要ならばMakefileの先頭付近で設定されているPREFIXなどを確認してから (必要ならばrootになって、あるいはsudoで)makeを実行します。 また、defaultではptexやmendexkをconfigure EUCしてmakeするので、 SJISなどに変更が必要であれば、4make-install.shの該当する部分を書き換えてから makeします。以上でteTeX3+pTeXな環境が構築されます。 makeが成功すると最後にメッセージを表示しますので、 それにしたがってPATHを適切に設定します。 最後にmake fontを実行すれば ghostscript用にインストール済みのCMapなどを検索してdvipdfmx用に設定し、 (利用可能なfontsがあれば)xdviで利用できるようにしてくれます。
この書き込みへの返事: